いじめを出さない学級はここが違う 中学年

いじめを出さない学級はここが違う 中学年

好評2刷

いじめ発見と対策のシステムづくりを具体的実践例で紹介

@いじめを早期発見できる教師はここが違う、Aまず教師が学級のボスになれ、B授業でいじめと闘う教師はここが違う、C保護者も味方にできる教師はここが違う、などを提言。集団の教育力でいじめと闘う、いじめた子も不幸になることを教えるなどアイデアが満載である。


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ISBN:
978-4-18-153119-5
ジャンル:
学級経営
刊行:
2刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 136頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年9月20日
新学習指導要領解説書籍
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もくじ

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まえがき
第T章 いじめを早期発見できる教師はここが違う
一 いじめの早期発見に全力を注げ
1 いじめは、子どもの生命にかかわる重大な問題である
2 発見が遅れるほど、いじめは解決しにくくなる
3 アドバルーンは小さいうちにつぶせ
二 いじめ発見のシステムをつくる
1 子どもを観察していじめを発見する(触診)
2 「いじめアンケート」で隠れたいじめを発見する(問診)
3 「一人ぼっちの子調査」で、友達を誘うことの大切さを教える(検査)
三 同僚や保護者から情報を得る
1 前の担任から前年度の様子を聞く
2 養護教諭に協力を求める
3 家庭訪問で保護者から情報を得る
第U章 いじめとの闘いに勝てる教師はここが違う
一 最初に教師の姿勢を示し、最後まで貫く
1 出会って最初の時間に伝える
2 学級通信で保護者にも伝える
二 お互いにしこりを残さない喧嘩両成敗
1 けんかで残ったしこりが、いじめにつながることもある
2 一人ずつ話を聞く
3 悪かったところだけをお互いに言わせる
4 悪かったところをお互いに謝らせる
5 最後に両成敗を行う
三 いじめにつながる言動は、その場で詰める
1 小さな差別の芽を摘むときの原則
2 席替えで見られる差別の芽を摘む
3 給食の配膳で見られる差別の芽を摘む
四 集団の教育力でいじめと闘う
1 いじめとは
2 いじめとの闘い
3 まず教師がいじめを壊すことも必要
五 いじめた子も不幸になることを教える
1 脳の話をする
2 いじめの芽を見つけたら
3 具体的な資料を提示する
第V章 いじめを出さない学級はここが違う
一 まず、教師が学級のボスになれ
1 ダメなものはダメ
2 教師が遊びの中心になる
3 教師が教室で一番よく笑う
二 全員にチャンスを与える「じゃんけん立候補制」
1 選挙では特定の子どもばかりが選ばれる
2 立候補者を募り、じゃんけんで決める
3 教師が最後までサポートをする
三 ズルをさせない掃除・当番活動のシステム
1 掃除・当番活動のシステムがいじめを防ぐ
2 一人ひとりの責任の所在を明確にする
3 子どもと一緒に掃除をする
4 当番活動は一人一役制で
四 弱肉強食の世界を打ち破る給食システム
1 おかずの量を平等にする配膳のシステム
2 全員を満足させるおかわりのシステム
五 グループづくりで一人の大切さを教える
1 うまくいかなかったグループづくり
2 向山氏のグループづくりで友達の大切さを知らせる
3 再度、チャンスを与える
六 裏文化が自由で平等な学級をつくる
1 裏文化(遊びの文化)で子どもは成長する
2 係活動でA君がヒーローになった
3 Bさんを変えた五色百人一首
第W章 授業でいじめと闘う教師はここが違う
一 できない子も活躍する、逆転現象を生む授業
1 算数の苦手な子もそうでない子も全員参加
2 逆転現象! 算数の苦手なA君が一番に正解
二 漢字テスト一〇点、二〇点の子が一〇〇点をとる漢字指導
1 たくさん書くことよりも覚えること
2 指書きのポイント
3 なぞり書き・写し書きのポイント
4 漢字テストのポイント
三 討論の授業で全員発言を目指す
1 全員に自分の意見をもたせる
2 指名なし発表
四 できない子にやさしい向山型算数
1 算数が苦手だったAさんの日記
2 ちょっと算数好きになってきたよ
3 Aちゃんって算数得意だったっけ?
4 差別を崩すためには事実が必要
五 できない子をできるようにする向山型体育
1 クラスでたった一人だけ跳び箱が跳べなかった女の子
第X章 保護者を味方にできる教師はここが違う
一 最初の参観日で保護者を味方につける
1 いじめを受けている子どもたち
2 いじめの作文
3 ある女の子の夢
4 女の子の作文
二 学級通信を利用して、保護者の世論を高める
1 学級開きで宣言する
2 授業の様子を伝える
三 保護者を安心させる、いじめがあったときの連絡の仕方
1 学校全体で対処する
2 一刻も早く保護者に連絡する
四 保護者を味方につける保護者会のもち方
1 いじめはどこでも起こることを話す
2 いじめ発見の方法を共有化する
あとがき

まえがき

 昨年、異例の事態が生じた。文部科学大臣からいじめに関するメッセージが出された。

 私が教師になって初めてのことだ。

 これは、現在のいじめが子どもの「命」にかかわる問題であると多くの国民が認知したことによる。

 このままのシステムでは、太刀打ちができない状況になっているということだ。

 今までのように、担任が一人で解決をしたり、解決しようと考えたりしたのでは、何も解決しないという事態にまで追い込まれている。

 本来「いじめ」は、どの学級でも起こりうるということを前提にしたシステムがつくられていないことが問題だ。

 「どの学級でも」となれば、担任の構えも異なる。

 対応も迅速にできる。

 そこに学校のシステムが生じるのだ。わが校のいじめ対応システムを簡単に紹介する。

 明文化され、学校の運営計画に入っている。また、職員室にも掲示してある。以下、紹介する。


   @ いじめが発見される。

   A 状況を把握する。

   B 校長、教頭へ状況を報告する。

   C 全職員へ状況を説明し、今後の動きを共通理解する。

   D 保護者への連絡を行う。

 ここまでが、二四時間以内に行われる。

   E 問題解決に向けて活動する。

   F 保護者へ三日後、一週間後に連絡を行う。

   G 問題解決が行われない場合、再度、指導の方向を検討する。

 システムがあるだけで担任の行動が変化する。

 小さな学校なので職員全員で会議を開き対応が検討されるようになった。

 また、日常の子どもへの調査なども工夫されるようになった。

 「いじめ」をどう見つけ、どう対応するか。

 これは、教師集団の英知を集結させる必要がある。

 本書は、自分が体験した「いじめ」の事例から、教師がどう対応したか、どう学んだかという具体的実践を紹介したものだ。

 本書を通じて問題提起できればと思う。本書がすべてではない。ご批判いただき、さらに「いじめ」への対応が確かなものになればと思う。

 すべての教師へ、連帯の証とする。


  二〇〇八年四月一日 新学期決意を新たにして

   TOSS岡山サークルMAK代表 /甲本 卓司

著者紹介

甲本 卓司(こうもと たくし)著書を検索»

TOSS岡山サークルMAK代表

『ジュニア・ボランティア教育&総合的な学習』誌編集長

岡山県久米南町立弓削小学校勤務

田辺 浩司(たなべ こうじ)著書を検索»

岡山県倉敷市立連島西浦小学校

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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