シリーズ・中学校女教師のかっこいい闘い方8
その気にさせる輝く学校行事・イベント

シリーズ・中学校女教師のかっこいい闘い方8その気にさせる輝く学校行事・イベント

好評2刷

思わぬ落とし穴の多い学級行事を成功させる秘訣を紹介。

行事やイベント、何か楽しいイメージだから問題ないか…と思うと思わぬ落とし穴が…。入学式や着任式、修学旅行、合唱コンクール、体育祭、卒業式などを生徒と共に盛り上げるヒントを例示。イベント分担のさせ方、練習計画など裏メニューなども紹介する。


紙版価格: 1,860円+税

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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-151811-6
ジャンル:
特別活動
刊行:
2刷
対象:
中学校
仕様:
A5判 144頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年6月20日
新学習指導要領解説書籍
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目次

もくじの詳細表示

監修のことば /向山 洋一
第1章) 着任式のスピーチ・3つのポイント
一 生徒が思わず顔を上げるスピーチ
生徒に誇りを持たせる(その1)/生徒に誇りを持たせる(その2)/未来に希望が持てる/モノで勝負
二 プロなんだから,笑顔で! 返事から始まる短い挨拶を!
笑顔で!/返事をしよう/短いのがいい
三 話だけで生徒を集中させる3つのポイント
名前を呼ばれたら,「はい」と返事をする/一つのテーマしか話さない/最後まで静かに穏やかに語る/おすすめのあいさつ例
第2章) 入学式を乗り切る・3つのポイント
一 先生方とのチームワークとTOSSの実践で乗り切る
同学年の先生方とのチームワークで乗り切る/シナリオを書き,細やかにシミュレーションして乗り切る/2年,3年の所属ならば,1年生の先生が余裕を持てるように動く
二 不安な気持ちを解消することに全力を注ぐ
不安をいっぱい抱えて入学してくる1年生/段取りがよければ,入学式の成功はほぼ確実/当日のタイムスケジュールをもとに,生徒の動きをイメージする/生徒の心をつかむ式前の過ごし方
三 担任として万全な体制で新入生を迎える
綿密な準備をする/返事の練習をする/担任の思いを語る
四 学級作りは生徒一人ひとりが安心して過ごせる教室から始まる
美しい環境で生徒を迎える/ほめる。探し出してでもほめる/指名なし自己紹介での失敗
第3章) 修学旅行を乗り切る・3つのポイント
一 スマートな仕事術は,やはり「向山型」である
実行委員会の運営原則は「子どもを動かす法則」だ/極めて具体的に示す
二 事前の指導で楽しく有意義な修学旅行を
小遣いの金額から金銭教育を/社会人としてのマナーを/健康・安全面の危機管理を
三 トラブルを予想し,素早く落ち着いて対応する
トラブルは起きて当たり前,見栄を捨てる/予め手をうっておく/トラブルを予想しておく/生徒は調子に乗るものだと思っておく
第4章) 合唱コンクールを乗り切る・3つのポイント
一 「去年の自分たちには負けたくない」という思いが生徒を変えた
去年の自分たちの合唱に感動する/先輩の合唱に圧倒される/今の自分たちに足りないものを感じる
二 夢を描き,素早く行動。100回の合唱練習でクラスをまとめる
合唱コンクールで取り組む3つのポイント/教師が夢を描き,語る/集合が素早い合唱練習/100回歌う
三 全員で,楽しく,夢を持って挑戦する!
全員係制/おおらかに楽しく練習/ドラマチックに夢を語る
第5章) 体育祭を乗り切る・3つのポイント
一 普段の生活をおろそかにするクラスに勝利はない
予想される問題点には先手を打っておく/成長曲線の話とプロジェクトXで気分を盛り上げていく/当日の朝は,一生懸命の姿を見せてほしいと語る
二 生徒と共に活動を盛り上げる
指示を完全に出してから行動させる/練習は常に本気で行わせる/教師も共に走り,共に応援する
三 体育科教師として体育祭を楽しむ
職員への連絡をこまめに行う/保体委員(体育委員など)をリーダーとして育てる/学級で語る
第6章) 卒業式を乗り切る・3つのポイント
一 「やりきって卒業するのだ」というハートをつくるのが,教師の仕事
私の怠慢/怠慢のつけは子どもに現れた/困ったときはやっぱり向山型指導法/個別評定で乗り切る
二 日常が全て卒業式につながっている
教室でも呼名練習する/機会を見つけて歌おう/人間関係を作っておくこと
第7章) いまならこうするイベント別クラス目標の立て方
一 教師は勝負とは別の目標を持ち,語り続ける
勝負にこだわりすぎて失敗した/結果以外に目を向けさせることでドラマが生まれた/「優勝=いいクラス」という生徒の固定観念を打ち砕く
二 特別なことは必要ない。日常生活が力となる
目標達成に必要なことを具体的に示す/中学の担任は,1日何分クラスにいるか?/教師にしかできないこと/評定する
三 修正目標で本気で取り組ませる合唱コンクール
学級スローガンで気持ちを一つに/個人目標で協力を意識させる/修正目標で気合の入れ直し/合唱コンクールを次に生かす/温かい学級づくりのために
第8章) いまならこうするイベント別仕事分担のさせ方
一 やる気を最優先する
前もって宣言しておく/学年を巻き込む/自由立候補ジャンケン制が学級のスタンダードとなる/立候補した生徒へのフォロー
二 決める前に,教師が願いや方針を語る
決める前に言っておかなくてはならないこと/責任者を決める/指揮者を決める/パートリーダーを決める
三 押しつけない。楽しい雰囲気を醸し出そう
○○プロジェクト発足/合唱コンクールプロジェクトチーム/クラスレクの場合は,「分担させて」「選ばせる」
第9章) いまならこうするイベント別練習計画の立て方
一 「向山式」演劇指導で327人のステージ発表を創る
与えられた練習時間は2週間,ステージ発表は30分/すべて「向山型」で完成したステージ発表
二 体育祭で燃える応援団の指導計画はこう立てる!
最終日までの全体像を明確に/3週間前から最後の1週間前/最後の1週間/そして当日
三 事前の準備をしっかりと,そして上がりイメージを伝える
練習に入る前の準備/練習に入って/どんな合唱にしたいのか語る
第10章) 失敗は成功のための通過点である
一 「やり遂げる」ことこそがなによりも尊い
体育大会練習のある風景/よくある風景の向こうに見たもの/何をやり遂げさせるか
二 脱走事件で学級経営の我流に気づく
まさか! うちの学級に限って……/担任の行動が抜け出しの引き金となった/「先生は勝手すぎる!」/謙虚な上にも謙虚に
三 失敗はない。結果を前向きに受け止め成長へとつなげる
あきらめず続けた練習が生徒を変えた/行事を通して成長する生徒たち
あとがき /向井 ひとみ

監修のことば

 「中学女教師シリーズ」が出た。日本初の大事件である。

 「女教師シリーズ」は,30年昔,「斎藤喜博の女教師シリーズ」があるだけだった。それをのりこえたのが「TOSS女教師シリーズ」だった。ところが,「中学女教師シリーズ」はこれまで日本にはなかった。

 「多くの中学女教師のすぐれた実践」がなかったのである。

 TOSS中学の女教師によって,日本で初めて「中学女教師によるすぐれた実践」が誕生した。

 女性の先生には,中学校時代の優等生が圧倒的に多い。

 小さい頃から教師になりたいと思い,大学に合格した。

 採用試験の狭き門もくぐり抜けた。夢を実現した優秀な人ばかりだ。

 その「優等生」が希望に胸をふくらませて教壇に立つ。

 そこで生まれて初めて試練に出会う。

 初めは,若さと物珍しさで子どもが寄ってくる。

 「興味」「関心」を示してくれる。人気者になった気分を味わう。

 でも,「興味」「関心」「人気」は長くは続かない。

 4月の下旬には授業が崩壊する。

 私語が絶えない。手紙を回す。漫画を読む。立ち歩く。お菓子を食べる。化粧をする。携帯が鳴る……。

 「静かにしなさい」「話をやめなさい」の声は私語でかき消される。

 プリントが飛行機になって飛ぶ。「〜をしなさい」と言ったら「え〜,まじ〜」と茶化される。厳しく詰め寄ったら暴言を浴びせられる。

 今までは,壁と言っても受験や採用試験の勉強だから,自分のことだった。けれど,今度は相手がいる。

 全くコントロールできない。

 眠れない。怒鳴ればなんとかなる男性をうらやましく思う。

 日曜日には「明日,台風で休校にならないかな」と思う。

 「熱が出ればいいな」とも思う。やめることも考える……。

 この本を書いた女教師は,みんなそんなどん底を見た。

 そして,TOSSに出会った。いや,だから,TOSSに出会った。

 TOSSに出会い,「腕力」「大声」「涙」という「役に立たない武器」を捨てた。問題の解決策はただ一つ,「できない子ができるようになる授業」だと知ったからだ。

 「できない子ができるようになる授業」で「人気」ではなく,「信頼と尊敬」を得た。

 この本を手に取ったあなたは,今悩んでいるだろう。苦しんでいるだろう。

 やめようと思っているかもしれない。

 教師に向いていないと思っているかもしれない。

 でも,あなたは,本を手に取った。どうにかしたいと思ってのことだろう。

 今から,教師修業を始めればいい。

 上手くいかないのは自分に原因があると認める。

 素直にアドバイスを受け入れる。勉強する。

 そうしたら,ここに書いたような実践をあなたもできるようになる。お手本はいっぱいある。

 ここに書いた女教師だって,みんな普通の女教師だ。

 あなたと同じように,学校に勤め,部活動も受け持ち,子育てもしている。 ただ,違ったのは,本を読み,セミナーに参加し,サークルに入ったことだ。

 寝る時間を削ってレポートを書き,心臓が口から出てしまいそうなほどの緊張感に耐えて模擬授業をしたことだ。

 「子どもにとって価値ある教師」になるために,具体的に行動し続けたのである。

 せっかく夢を実現して教師になったのだ。やめちゃだめだ。やめるのはいつでもできる。

 上手くいかないのは「もっといい教師になりなさい」「大きな人間になりなさい」という神様からのメッセージだ。神様は乗り越えられない試練を与えない。

 学び続け,子どもの前に凛としてたってほしい。

 必死の努力を続ければ,3年後,今の悩みなんて忘れ去っている。

 教師になって良かったと心の底から思えるようになっている。

 解決策は,ここに示されている。

 全国でがんばっているすべての中学女教師に私たちの実践をお届けする。

 同じ仕事で傷つき,悩み,もがいた教師としての連帯の証である。


   TOSS代表 /向山 洋一

著者紹介

向山 洋一(むこうやま よういち)著書を検索»

1943年9月生まれ

1968年3月 東京学芸大学社会科卒業

2000年3月 東京都大田区立多摩川小学校退職

教育技術法則化運動代表,千葉大学非常勤講師,上海師範大学客員教授,日本教育技術学会会長,日本言語技術教育学会副会長。月刊『教室ツーウェイ』『向山型「算数」』『向山型「国語」』編集長。月刊『教育トークライン』,隔月刊『ジュニア・ボランティア教育』編集人。

日本一のインターネット教育情報ポータルサイトTOSSランド代表。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 担任教師が行事に対してどのような指導技術を持っているかで、生徒の行事への満足度が大きく変化します。この本は、多くの教師の経験から生まれた指導技術、指導計画が書かれていて大変参考になります。私も十五年のキャリアの中で、見えなかった部分も掲載されていて大変参考になりました。行事指導に悩みをもっている教師には必読の一冊だと思います。
      2006/9/3波平
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