甲本卓司提言集13
算数平均九割突破の7か条

甲本卓司提言集13算数平均九割突破の7か条

クラス平均90点は、新採用の教師でも可能だ!

向山型算数の基本は教科書を中心にした指導である。実践を始める成果が次々と表われた。各単元でクラス平均90点を次々と達成できた。「型」を学べば達成が早くなるのだ。我流では変化させられない。一つ一つの「型」を学ぶことで変化・向上するのだ。


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ISBN:
978-4-18-148310-4
ジャンル:
授業全般
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 152頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年6月17日
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もくじ

もくじの詳細表示

まえがき
T 算数授業 平均点九割突破の7か条
一 算数授業の原則7か条
二 平均点を指導案に明記する
三 補足
四 百玉そろばんにも変化
五 アドバルーンを叩け
U 子どもの事実に学べる教師だけが平均九割を達成できる
一 子どもは原則を破る
二 ぼくは、明日になると忘れてしまうんです
三 事実のみが子どもを変える
四 算数授業平均九割突破の7か条補足
五 がい数の指導 子どもの事実に学ぶ向山型算数は、子どもの事実を大切にする
六 動き出したら止まらない
七 型を知り、型を変化させる
V 隙を作らない 先手必勝で黄金の三日間を乗り切れ
一 前日 布石を打つ
二 一時間目が勝負
三 二時間目・三時間目
四 教師もノートを作れ
W プロフェッショナルへの道
一 再現できる力は、修業しなければけっして身につけることができない
二 教師の行為には意味がある
三 板書を残せ
四 計算の途中でチェックする
五 S氏のノート指導と甲本のノート指導
六 子ども自身が、事実として一〇〇点をとること そのことなくしてできるようにはならない
七 教師の仕事
八 算数ノートを国語のノートのように使う子
九 千変万化 特別支援の子への指導
一〇 待たない
一一 百玉そろばん
一二 歩いてもよい
一三 「何ページですか」とその子に聞く
一四 張りのある声
一五 常識にとらわれない
一六 百玉そろばんの基本形
一七 変化をつける
一八 四年小数で百玉そろばんを使う
一九 リズムとテンポで巻き込む
二〇 授業を貫く 子どもの事実
X 向山型算数の授業開きで大切なこと
一 教師の指導を徹底させる
二 ノート指導
三 保護者に予告する
四 補足@「全員の原則」
五 補足A「奨励の原則」
Y 「型」を学べ
一 マニュアルは、悪いのか
二 算数授業のシステム
1 百玉そろばん /2 先生問題 /3 教科書 /4 類題 /5 練習問題 /6 計算スキル
Z 参観記を書くのも教師修業
一 わり算の筆算 アルゴリズムを教え込む
1 いきなり授業に突入 /2 間違えた子への指導 /3 自然体の授業 /4 わり算の筆算一週間後
二 小数の計算 導入は百玉そろばんで
1 現職教諭参観 /2 今井豊氏の参観記 /3 変化のある繰り返しが、原則 /4 先生問題で、小数のたし算を復習 /5 二問目の左側に三問目 /6 教科書問題へ /7 小数のひき算を筆算で行う /8 次の問題 /9 子どもへの視線 /10 机間巡視で確認する /11 授業中立ち歩く子 /12 算数が苦手な子 /13 子どもの集中力
三 四年「がい数」の指導
1 百玉そろばん /2 本時の学習の伏線 /3 教科書を読ませる /4 まず教科書の数直線で確認 /5 千の位が繰り上がる
四 授業ビデオで分析力を鍛える
1 心地よいテンポとリズムの中に二学年下の子どももついていける細やかな配慮があった  福島県 /根本 直樹
(1) 驚くべき教室前面の掲示
(2) 二学年下の子どもでもついていける
(3) 何度も百玉そろばんに戻る
(4) 子どもたちの伸びやかさ
2 子どもをつめないでつめている 見えるものにしか見えない 高い高い峰  岡山県 /小野 隆行
(1) 子どもをつめないで、つめている
(2) 学習内容はつめる
(3) 間違えた子に対する対応の優しさ
(4) 始まりの自然さ・子どもの凄さ
(5) 二人の分析
あとがき

まえがき

 算数の時間に教科書を出さないという指導がある。

 その理由として、教科書を開くと答えが書いてあるという。

 これは、おかしな話だ。

 初めて習うときには、どうすればいいのか考えの道筋がわからないと考えようがない。

 まず、先生と一緒に教科書を見ながらやってみる。次に同じような問題を同じやり方で解いてみる。そのやり方を定着させるために練習問題を行う。これが、一連の流れである。

 当たり前のことを当たり前にできないでは、それは、学習ではない。

 また、一時間に問題を一問しか解かない指導法があるらしい。

 これも話にならない。一時間に一問しか解かないのと、一時間に二〇問解くのとでは年間の問題数はどれほど違うか。どちらが力がつくかは火を見るより明らかである。

 テニスで考えてみる。

 説明ばかり多くて、一日の練習で、心のこもった素振りを一回するのと、二〇回素振りをするのとどちらが向上するか。

 技能が身につくには、何度もの反復練習が必要なのだ。

 算数だって同じである。身につき、忘れないようにするには何度も練習をすることが大切なのだ。

 向山型算数は、向山洋一氏により提唱された。

 基本は、教科書を中心にした指導である。

 私もすぐに実践を始めた。

 各単元でクラス平均九〇点を次々と達成できた。

 この報告は、日本中から寄せられている。二〇代、新採用の教師でも可能なのだ。

 これは、法則化できる。「型」を学べば達成が早くなるのだ。

 毎年、受け持つ子ども達は、変わる。学校も変わればクラスも変わる。それでも平均九〇点を達成し続けている。

 まず、「型」を学ぶこと。そして、子どもの事実によって変化させること。

 我流では、変化させられない。将棋には、定跡がある。一つ一つの「型」である。当然、相手もそのことを知っている。お互いに「型」を知っているのだ。そこから変化が生じる。相手の打つ手によって定跡を変化させる。

 教育とて同じである。「型」を知っているからこそ、変化させられるのだ。

 本書は、向山型算数を実践する中で見えてきたことを書いている。

 子どもの事実で考えなければならない。また、日常の指導は、一時間一時間の積み重ねでできているのだ。

 当たり前のことを当たり前に。自然に授業できることが安定した授業を毎日実践できる。

 教師修業に果てしはない。


  平成一九年一月三一日   /甲本 卓司

著者紹介

甲本 卓司(こうもと たくし)著書を検索»

1960年4月生まれ

1984年3月 島根大学教育学部卒業

2006年4月 岡山県久米郡久米南町立弓削小学校

『ジュニア・ボランティア教育&総合的な学習』誌(東京教育技術研究所)編集長

TOSS岡山サークルMAK代表

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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