特別支援を要する子のコミュニケーションスキルを高める指導法

特別支援を要する子のコミュニケーションスキルを高める指導法

好評2刷

コミュニケーションスキルを高める指導法・教材を具体例で紹介

「コミュニケーションが苦手な子どもにどのように接したら良いのか?」ADHD、アスペルガー、自閉症など、特別支援が必要な子どもへの対応にとまどう教師も多い。そんな子ども達の将来を見据えた指導法を、障害別特性、具体的な事例と共に紹介。


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ISBN:
978-4-18-059616-4
ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2刷
対象:
小・中・高
仕様:
A5判 176頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年12月13日
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もくじ

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まえがき
T 障害別特性と、コミュニケーションスキルを高める指導法1
[1] ADHDの子の特性と、コミュニケーションスキルを高める指導法
[2] ASの子の特性と、コミュニケーションスキルを高める指導法
[3] 知的障害の子の特性と、コミュニケーションスキルを高める指導法
[4] 自閉症の子の特性と、コミュニケーションスキルを高める指導法
[5] ダウン症の子の特性と、コミュニケーションスキルを高める指導法
U 障害別特性と、コミュニケーションスキルを高める指導法2
[1] 場面かんもくの子の特性と、コミュニケーションスキルを高める指導法
[2] 不登校の子の特性と、コミュニケーションスキルを高める指導法
[3] 反抗挑戦性障害の子の特性と、コミュニケーションスキルを高める指導法
[4] 虐待の子の特性と、コミュニケーションスキルを高める指導法
V 特別支援を要する子どものコミュニケーションスキルを向上させる教材と手だて
[1] コミュニケーションスキルも磨くことのできる教材、五色百人一首
[2] 特別支援を要する子にもおすすめな教材、名句カルタ
[3] 肢体不自由の子も暗唱カルタに熱中する
[4] アスペルガーの子には正面から対峙しない
[5] 年賀状コンクールやペーパーチャレランでアスペルガーの子の力を引き出す
[6] 自閉症の子に接する時は低刺激が大原則である
W 作業学習で、特別支援学校の子どものコミュニケーションスキルを向上させる
[1] 特別支援学校では、作業学習も教育課程の中に位置づけられている
[2] 中学部リサイクル班で、EM肥料作りに取り組む
[3] ふれあい参観日の指導でも、TOSSで学んだ原則が活きる
[4] 学校祭での接客業務で、コミュニケーションスキルを向上させる
X ジュニアボランティア教育(JVE)、TOSS道徳の授業で特別支援を要する子のコミュニケーションスキルを向上させる
[1] JVEの実践は、子どものコミュニケーションスキルを高める
[2] ADHDの子も熱中した学習点字ペンの授業
[3] TOSS道徳の授業で、夢を持つことの大切さを伝える
[4] コーン袋の授業に、中学生も熱中する
Y 保護者とよりよい関係を築くコミュニケーションスキルQ&A
[1] 保護者から、家庭での子どもとの接し方の相談を受けました
[2] 医療機関への受診を拒む保護者がいます
[3] アスペルガー傾向の保護者に、どのように接したら良いですか
[4] 個人懇談や電話、連絡帳で、たくさんの要望を伝えてくる保護者がいます
[5] 保護者との個人懇談で、どのように話したら良いか分かりません
Z 特別支援を要する子とのコミュニケーションが教師を成長させる
[1] 荒れ果てた教室で、教師を辞めようと思う
[2] 教師を辞める寸前で、TOSSサークルの門をたたく
[3] MAK夏合宿でライセンス検定を初受検、心臓を圧迫されるような緊張感
[4] 教師が変わり、そして子どもたちも少しずつ変わっていく
[5] 闘う時を間違えずに、勝負に勝つ
[6] 若手教師中心のサークルを立ち上げる
[7] 継続は力なり
[8] 結成から四か月、サークル合宿を実施する
[9] TOSSインターネットランドのおすすめサイト
[10] 一点突破で、教師と生徒間の人間関係を確立する
[11] やらせて、ほめて、安定した人間関係を築く
[12] 人間関係で問題発生! 小中学校で学んだ理想の行動を思い出させる
[13] 学校裏サイトなどのインターネット上の問題は、先手を打って防ぐ
あとがき

まえがき

 韓国に出かけた。向山洋一韓国講演会に付き添って教育交流をおこなうためだ。

 向山氏の講演の中身は、ずばり「特別支援教育」だった。

 レジメとは、まったく異なる講演をされた。それは、会場に来てくださっている参加者が、若く、現場の先生方だったからだと思う。

 向山氏は、韓国の先生方に尋ねられた。


 こんな子は、教室にいませんか。

  「教科書の二十八ページを出して、問題の三番をして、できたら先生の所に持ってきなさい。丸をもらったら後ろの本を読んでいていいですよ」と言うと、すぐに「先生、どこやるんですか」と問い返す子です。


 向山氏の問いかけは分かりやすいエピソードからである。韓国の先生方の手がいっせいに挙がった。韓国でも同じような場面が教室で生じるということである。それは、韓国でも同じように発達障害の子が、クラスに確実にいて、先生方も対応に困っているということだ。向山氏のエピソード一つで、会場の様子がつかめた。

 その後、向山氏は、発達障害の子への対応を一つ一つ話された。韓国の先生のメモをとる手が止まらなかった。

 この特別支援を要する子への教育は、世界共通であり、世界中の現場の先生から求められていることだと認識した。発信をしていく必要があると強く思った瞬間でもあった。

 教室にいる発達障害の子を理解し、コミュニケーションを図ることは大切である。

 以前、担任した子が、中学校へ行って不登校ぎみになったと言う。

 その原因の一つに、コミュニケーションがうまく取れないということがあった。

 例えば、その子の書く字を見て次のように指導したと言う。


 そんな汚い字では、高校に行けないぞ。


 その子は、微細運動障害も持っている。細かい字が書けないのだ。その字に対して、「高校に行けない」と言った。その先生は、「丁寧な字を書きなさい」と指導したかったのだろう。しかし、その子は、そのことをストレートにとってしまう。「高校に行けない」が、頭に残ったのだ。

 その子への対応を学んでいれば、その子ともコミュニケーションが取れたはずだ。

 こういった事例は、たくさんある。

 本書は、具体的な事例をできるだけ取り上げた。対処の方法も記している。多くの先生にお役に立つと思う。手に取っていただければ幸いである。


   TOSS岡山サークルMAK代表 /甲本 卓司

著者紹介

甲本 卓司(こうもと たくし)著書を検索»

TOSS岡山サークルMAK代表

『ジュニア・ボランティア教育&総合的な学習』誌編集長

岡山県久米郡久米南町立弓削小学校教諭

大恵 信昭(おおえ のぶあき)著書を検索»

法則化MAKアイランド代表

香川県立香川中部養護学校教諭

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • アスペルガーや、ADHDなど、特別支援を要する子の担任をして
      います。

      コミュニケーションスキルを高めていく、具体的な手立てや、
      授業について書かれており、9月からの教室で、すぐに実践でき
      そうです。

      保護者への対応なども、大変参考になります。

      甲本卓司氏や、岡山MAKサークル関連の書籍は、いつも愛読
      しており、はずれることがありません。

      次巻が待ち望まれる一冊です。
      2009/8/21こうすけ
読者アンケート回答でもれなく300円分のクーポンプレゼント!

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