特別支援の子に成功体験を100%保障!酒井式描画法 4年〜中学生+特学のシナリオと対応スキル

特別支援の子に成功体験を100%保障!酒井式描画法 4年〜中学生+特学のシナリオと対応スキル

ロングセラー

特別支援の子が集中!成功率100%の酒井式特盛シナリオ

多動傾向で指示が入りにくい子、暴言を吐きパニックになる子、絵に対する苦手意識が強い子、言語性に問題がある子ーというような、特別支援の子の4タイプに対して、成功率100%保障の「酒井式描画法指導」のシナリオと、実際の指導例を約300点の写真で紹介。


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ISBN:
978-4-18-055030-2
ジャンル:
図工・美術
刊行:
対象:
小・中
仕様:
B5判 144頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年10月21日
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目次

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まえがき
酒井式スキルと特別支援教育について /酒井 臣吾
失敗を恐れる高学年や特別支援学級の子どもたちにこそ酒井式 /小林 俊也
1章 言語を含む身体の問題 ◎集中力不足,多動,指示が聞けない
1 参加意欲不足クラスには,思い切ってピカソで勝負!
―4年オリジナルシナリオ「ピカソに挑戦!」の実践を通して― /田中 裕美
2 特別支援学級のA君が一版多色版画をつくるまで
―5年一版多色版画「かき氷を食べる私」の実践を通して― /原口 雄一
3 指示を聞くのが難しい子どもたちへのいくつかの対応術
―高学年「百羽のつる」「校舎と花」の実践を通して― /紫前 明子
4 色ぬりが苦手な子に彩色の楽しさを味わわせる
―6年ステンシル版画「虹色の魚」「白い馬と白い花」の実践を通して― /伊藤 新吾
5 A君に「こんなに集中したのは初めて!」といわせたもの
―6年「花の絵の模写」の実践を通して― /大國 佐智代
6 多動性の子が多い学級で完成させた木版画
―6年「理科実験」の実践を通して― /角銅 隆
2章 授業態度の問題 ◎暴言を吐く,パニックになる
1 エラーレス・ラーニングのポイントはどこか
―4年「花火を見たよ」の実践を通して― /上木 信弘
3章 学習に対するやる気の問題 ◎絵に対する苦手意識が強い
1 手先の微細運動が難しい子には,手を添えて
―4年「雪わたり」の実践を通して― /光川 崇
2 自立が難しい子を絵の指導で自立させる3つのスキル
―6年「校舎の絵」の実践を通して― /伊藤 新吾
3 空間認知が難しい子には徹底したスモールステップで
―6年最後の木版画指導の実践を通して― /三浦 容子
4 「絵は苦手」「美術は嫌い」という生徒には部分模写で
―中学1年筆ペン模写「鳥獣戯画」の実践を通して― /渡海 玲子
4章 コミュニケーションの難しさの問題 ◎言語性に問題のある子
1 空間認知が難しい子には構図分割法が有効
―6年「校舎と私」の実践を通して― /平山 勇輔
5章 特別支援学級の実践
1 描けないという子には「手を添える」「手を離す」ことの繰り返しで
―1年「林の底」の実践を通して― /青木 勝美
2 T2との協力で「ヤギとぼく・わたし」を描ききるまで
―1年「ヤギとぼく・わたし」の実践を通して― /相浦 ゆかり
3 いつも早く終わらせたがる子がカタツムリの線で激変
―2年「先生の顔」と「3つ目のオバケ」の実践を通して― /小林 俊也
4 細かい作業が難しい子には,材料の工夫と部分彩色法で
―2年「動物を抱くぼく・わたし」の実践を通して― /井上 和子
5 1色で全部ぬっていた子が,お気に入りの題材で激変!
―3年「木の上の黒い猫」の実践を通して― /小林 俊也
6 完成品を見せて,安心感をもたせる実践
―5年木版画「鍵盤ハーモニカを吹くぼく・わたし」の実践を通して― /青木 勝美
7 手に麻痺のある子どもには,たらしこみ手法が有効!
―5年「木のある風景」「手袋を買いに」のシナリオをアレンジして― /高野 宏子
8 成功体験の少ない子にこそシンプルな造形と部分積み上げ方式!
―6年「花いっぱいになあれ」の実践を通して― /小林 俊也
9 スキンシップを通してコミュニケーション能力を高める
―6年「等身大のぼく・わたしの絵」の実践を通して― /小野 公美子
10 知的障がい学級には,単純でチャーミングな題材を
―中学1年「海の絵はがき」の実践を通して― /渡海 玲子
あとがき
/小林 俊也
本書に登場するシナリオと関連書籍一覧

まえがき 酒井式スキルと特別支援教育について
  酒井式描画指導法研究会 主宰 /酒井 臣吾

 酒井式描画法の原則の中に,「全員合格」の一項がある。今更全員合格もないものだと思うかもしれないが,私はこの原則には一番こだわる。

 これは平たくいえば,40人のクラスなら40人全員,文字通りに1人残らず自分が満足する絵を描かせることを指導者に要求することである。

 かなり厳しい要求である。


 とにかく,全員合格ということになれば,当然クラスの中にいる発達障がいの子どもも含まれる。どんな重度な障がいをもった子どもでも,必ず成功させることを原則としているのである。

 長い間,私はそのような考えの中で,シナリオを書き続けてきた。

 特に,最近の5カ年は常にクラスの中にいる発達障がいの子どもたちを念頭に置き,よりシンプルでわかりやすい指導法を考え続けてきた。


 しかし,発達障がい児といっても,それは実に多様である。ADHD,LD,自閉症などと分類されても,そのADHDの子ども一人ひとりが皆異なっている。

 したがって,指導の一般論に入るのは,まだ時期尚早である。

 もっともっと個別の事例に当たりながら,具体的な指導の手がかりを積み上げていく必要がある。


 そこで,現場の皆さんに,発達障がい児を含め特別支援教育を要する子どもたちへの指導の具体的な事例を提示していただきたいと考えたわけである。

 当然のことながら,特別支援を要する子どもたちが1枚の絵を描く中で,本人が十分に満足し,自尊感情を高めることができるような指導を組織することは並大抵のことではできない。

 したがって,成功例だけでなく失敗例も大切にされなければならない。成功,失敗にかかわりなく,生の指導を具体的に記述していただいた。


 確かに,特別支援を要する子どもに対して1枚の絵を描かせることは容易ではない。しかし,その反面,絵の指導ほど彼らに自信と自尊感情とを育てるために適したものはないともいえる。

 私は,数えきれぬほど多くの発達障がい児に自信を与えてきたことを誇りに思っている。

著者紹介

酒井 臣吾(さかい しんご)著書を検索»

1934年新潟県生まれ。新潟大学教育学部卒業。

新潟県北蒲原郡中条町立中条小学校長,北海道教育大学教授を経て,現在,酒井式描指導法研究会主宰。

小林 俊也(こばやし としや)著書を検索»

1962年福岡県生まれ。熊本大学教育学部卒業。

1986年より熊本県内小学校勤務。現在,熊本市内公立小学校に勤務。

TOSS熊本所属,酒井式描画指導法研究会熊本支部代表。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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