子どものケンカ―プロ教師が使う裁き方の原則

子どものケンカ―プロ教師が使う裁き方の原則

ケンカの裁き方で「担任の器量」は見抜かれるのだ!

子ども同士のケンカが起きた!でも原因の子を叱ったらしこりが残ってしまった、話を聞きすぎて訳が分からなくなってしまった、さらには保護者を巻き込んでの大騒動に……。一体どうすればよかったのか?そんな悩みに答える「ケンカ両成敗」の原則を具体例で紹介。


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ISBN:
978-4-18-006419-9
ジャンル:
学級経営
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 120頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2017年9月25日
特集 行事指導の本
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
第1章 ケンカについて 〜ケンカはない方がよい?〜
ポイント1 ケンカの仕方も学習のうち /新牧 賢三郎
ポイント2 ケンカの区分法 /新牧 賢三郎
ポイント3 ケンカといじめ /新牧 賢三郎
ポイント4 ケンカと発達障がい児 /新牧 賢三郎
ポイント5 向山洋一氏のケンカの裁き方 /新牧 賢三郎
ポイント6 ケンカの裁き方 /新牧 賢三郎
第2章 ケンカの裁き方実践事例
(1)おにごっこでケンカした /益子 和樹
(2)給食でケンカした /渡辺 泰祐
(3)掃除でケンカした /遠藤 真理子
(4)隣同士でケンカした /原田 朋哉
(5)グループ同士でケンカした /田畑 哲司
(6)男子と女子でケンカした /間宮 多恵
(7)理屈で反論してきたときの裁き方 /新牧 賢三郎
(8)発達障がいの子どもがケンカした /新牧 賢三郎
第3章 全国の先生に聞きました! ケンカの原因と解決法
(1)小学校低学年のケンカの原因と解決法 /新牧 和子
(2)小学校中学年のケンカの原因と解決法 /原田 朋哉
(3)小学校高学年のケンカの原因と解決法 /村田 斎
第4章 ケンカ防止と学級経営
(1)どんな学級ルールがベストか /遠藤 真理子
(2)どうやって学級モラルをキープするか /遠藤 真理子
(3)みんなが納得する先生の大岡裁き /原田 朋哉
第5章 プロ教師はケンカをこう裁く 〜ケンカの裁き方実践例〜
(1)向山実践・低学年の事例 /下山 てるみ
(2)向山実践・中学年の事例 /板倉 弘幸
(3)向山実践・高学年の事例 /間宮 多恵

まえがき

 子どもたちは、全員が納得できるケンカの裁き方を教師に求めている。


 「先生、大変です。田畑さん(注:本書では、子どもの名前はすべて仮名)と益子さんがケンカしています。」

 駆けつけると、真っ赤な顔をして二人がにらみ合っている。「またか」と思ってしまう。毎日のようにケンカをしている。どうにかならないものなのか。子どもたちのケンカを裁くには大変手間がかかる。「自分たちで解決しなさい」などと言ったら、ますますこじれてどんどん問題が大きくなる。ついには、保護者まで「先生、うちの子どもが学校に行きたくないと言っている」と乗り込んでくる。


  子どものケンカは、毎日、起こる。どのような学級でも起きている。


 しかし、ベテランの教師の学級ではあまり起きていないように思える。思えるが、実は、ベテランのクラスでも子どものケンカは起きているのだ。「ケンカの裁き方」が上手なので子どもたちの中に波風が立たない。だから、あまり起きていないように思えるのだ。

 子どもたちは、全員が納得できるケンカの裁き方を教師に求めている。いや、子どもたちだけではない。保護者も求めている。ケンカの裁き方を一つ間違えると不満が残る。この不満が堆積すると、担任不信に繋がる。こうなると、いくら担任が話をしようとしても「聞いていられるか」と反発する。学級を脱走する。そして、ついに学級崩壊一直線となる。子どものケンカを簡単に考えてはいけない。


  本書で、子どもたち全員が納得するケンカの裁き方を分かりやすく実例を挙げながら説明する。


 これで、先生の学級は毎日が楽しいものとなる。そして、子どもも先生も笑顔が絶えなくなる。

 「ケンカはどのようなものでもない方がよい」と考えていないだろうか。ケンカは百%不要なのか。確かに、ケンカがない方が教師の手間は少なくて済む。しかし、次のようなデータもある。

 友達と本気でケンカをしたという子どもは、約五十%いる。つまり、学級の子どもたちで考えると、二人に一人の割合で本気でケンカをしたことがあるというのだ。次に、ケンカの経験も含めて、遊んだ経験、虫をつかまえた経験、読み聞かせをしてもらった経験など、このような経験を多くしている子どもは、成績に対する自己評価が高く、社会への関心も高い。また、自らの将来へのイメージが明確だという。こうしてみると、


  ケンカの経験も子どもの成長にプラスになっている部分がある。


 どのようなケンカが成長のプラスになるのか。プラスになる部分とはどこなのか。これも、本書で説明する。

 子どものケンカは、ベテランの教師の学級ではあまり起きていないように思えると述べた。実は、ケンカの回数を減らすことはできる。いや、減らさなければいけないケンカもある。では、どうするのか。ベテランの教師は上手に「ケンカの予防法」を行っているのだ。しかも、新学期当初から行っている。また、機会を見つけて度々行っている。


  ベテランの教師が行っている「ケンカの予防法」を本書で公開する。


 本書で、先生と先生のクラスの子どもたちにとって、「世界一のクラス」になることを心から願っている。


 本書を書くために、日本各地の先生方にアンケートを実施しました。大変お忙しい中、アンケートに答えてくれた先生方に深く感謝いたします。先生方のおかげで子どものケンカに対する内容を深めることができました。本書を書くにあたり、私たちにこのような素晴らしい機会を与えてくれた向山洋一氏(TOSS代表)・師尾喜代子氏・樋口雅子氏に深く感謝いたします。


  二〇一一年二月十七日   TOSS大田の会 /新牧 賢三郎

著者紹介

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TOSS大田の会は,品川区旗の台で活動している教師のための研究会です。月に一度,東急池上線旗の台駅付近の会議室でサークルを行っています。元は大田区の教員が中心になっていましたが,今では,江戸川区や八王子市の先生方も参加しています。TOSSでは老舗のサークルの一つですが,ときには旅行,ときにはスポーツ,ときにはグルメ……と,アットホームな研究会です。一度,遊びに来てください。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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