- はじめに
- この本の使い方
- ◆保育者と・先生と仲良くなる遊び
- 1 まねっこどっちかな?
- 2 おもしろ先生紹介
- 3 地球一周じゃんけん
- 4 呼びかけごっこ
- 5 僕のお話だよ!
- 6 手裏剣を防げ!
- 7 ちらかし鬼
- 8 みんな仲良し話
- ◆オリジナル仲良しふれあい遊び
- 9 おさんぽタンバリン
- 10 おらが国自慢
- 11 じゃんけんかたたたき
- 12 おおかみがきたぞ!
- 13 合体鬼ごっこ
- 14 くるくるゲットだぜ!
- 15 お姫様救出大作戦
- 16 保・幼・小クイズ
- 17 変身何人じゃ?
- 18 へんてこ道
- 19 輪になって作ろう
- 20 背中に何がいる?
- 21 じゃんけん仲良しゲーム
- 22 かみなりとお化け
- 23 じゃんけん鬼ごっこ
- 24 ペアペアどこだ?
- 25 数あて合戦
- 26 タッチタッチ
- 27 立つのはどっち?
- 28 背中で超能力
- 29 じゃんけん陣取り
- 30 集まり一番ゲーム
- 31 宝物は誰が?
- 32 何やってるの?
- 33 ほ・ほ・ホタルこい!
- 34 パズル仲間を捜せ
- ◆定番ゲームを交流用に大改造
- 35 仲良しドッジボール
- 36 仲良しサッカー
- 37 くっつき鬼
- 38 よろしくよろしく
- 39 仲良しバスケット
- 40 じゃんけん汽車
- 41 まねっこ列車
- 42 握手でこんにちは
- 43 名刺こうかん
- 44 お楽しみビンゴ
- 45 縄で遊ぼう
- 46 ハンカチで遊ぼう!
- 47 伝言ゲーム
- 48 爆弾ゲーム
- 49 ざぶとん相撲
- 50 お話リレー
- 51 ロケットキャッチ
- 52 ひっこし鬼
- 53 うさぎとかめ
- 54 トレジャーハンター
- 55 段ボールで作ろう
- 56 新聞紙で遊ぼう
- 57 段ボールで遊ぼう
- 58 だるまさんが笑った!
- ◆季節・行事ごとのふれあい遊び
- 59 誕生月の歌で踊ろう!
- 60 小さい私に会いたいな
- 61 プールで修行だ!
- 62 室内夏季オリンピック
- 63 祭りだ、わっしょい!
- 64 お化け屋敷
- 65 仲良し運動会
- 66 わくわく発表会見学
- 67 干し柿作り
- 68 どすこいオリンピック
- 69 どきどき学校探検
- 70 雪遊びアラカルト
- 71 室内冬季オリンピック
- 72 あなたのよさをプレゼント
- 73 あやとり大会
- 74 ジャンボすごろく
- 75 落書きにらめっこ
- 76 思い出カルタ
- 77 鬼いさんが大変だ
- 78 イントロのど自慢
- 79 おもしろ授業一等賞
- ◆日常的・継続的な交流活動
- 80 花や野菜を育てよう
- 81 仲良し壁面コーナー
- 82 地域しせつ探検
- 83 交流広場作り
- 84 自然おさんぽ隊
- 85 遊びの出前屋さん
- 86 私はミニ保育者さん
- ―――連携を進めるポイント―――
- [1] 保育所・幼稚園・小学校の保育・教育の考え方の傾向
- [2] 交流の意義や役割について
- [3] 先生同士、地域や保護者との連携の在り方
- [4] 交流活動の内容設定について
はじめに
現在、日本全国で保育所・幼稚園・小学校の連携が進められています。連携の中身としては、子どもの育ちを見通したカリキュラム作り、保育士・幼稚園教諭・小学校教諭の意見交換や交流、地域・家庭との連携等、様々な取り組みがあります。
その中でも、保育所・幼稚園の乳幼児と小学校の児童が交流する子ども同士の交流はとても重要な連携と言えるでしょう。なぜかというと、子ども達が異年齢のかかわりで年上へのあこがれや年下への思いやり等、様々なことを学んでいったり、異校種の子どもの姿から保育士や幼稚園教諭、小学校教諭自身が自分の保育・教育について振り返り、互いに語り合うきっかけや土台が作られたりするからです。
自分のことを話しますと、私は、小学校低学年を担任した後、幼稚園教諭となり年長組を担任しました。実際に幼稚園と小学校の交流活動に取り組んだ経験もあります。そして、いざ交流活動を進めていこうとする時に、どのような内容で取り組めばよいか参考にする本があまりなかった記憶があります。当時は、自分達がやっている遊びの中から、一緒にできそうなものをピックアップして行っていました。
今回この本を書いたのは、保育所・幼稚園・小学校の子ども達が一緒になって楽しく遊べる交流活動を紹介できないかという思いからです。遊びを中心としたのは、幼児教育は遊びを中心とした生活を送っていることと、小学校教育にも生活科や総合的な学習、音楽・体育・図画工作等の実技系で○○遊びが導入されていることから、遊びを交流活動の核とすることが最適と感じているからです。実際に子ども同士が遊びを通してふれあいながら互いを知り、コミュニケーションが生まれ、親しみを増していくことを目指しています。
この本が、子ども同士の交流活動を実りあるものにすることに少しでもお役に立てれば幸いです。
最後に、この本を執筆する機会とご指導をいただいた竹井史先生、そして、編集・出版にあたり労をとっていただいた明治図書出版の石塚嘉典様と有海有理様に心から感謝いたします。
2006年9月 /開 仁志
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- 明治図書