先輩の声
社員募集に応募される皆様におくる、小社で活躍する先輩社員からのメッセージです。
明治図書出版を志望した理由
両親が教員で、私も同じ道を志し教員養成系の大学へ入りました。授業や教育実習などを経験する中、ふと思いつきで、社会勉強の一貫として就活を始めてみることにしました。
大学3年の後半ごろ、実際に就活を始めるためのリサーチをすると、学校の先生以外にも様々な教育へのかかわり方があるのだということに気づきました。これは、教員の道しか見ていなかった私にとっては本当に大きな衝撃でした。
就活当時から現在まで常に核となっている感情は、学生時代にお世話になった先生をはじめ、世の中には素晴らしい実践をされている先生方がたくさんいるという思いです。そんな先生方を、自分がかかわった書籍で応援したいという気持ちと、先生方の発信のお手伝いがしたい、という思いが重なったことが明治図書を志望した主な理由の1つです。
1日の仕事
時差出勤をしているので、7時半過ぎ頃に出社。校正を担当している月刊誌『授業力&学級経営力』で過去に得た知識「脳科学的に朝は最も頭がいい時間。判断・創造力が必要な仕事をすべき」を忠実に守り、重要な仕事は朝イチで行うようにしています。
以降は、先生方から届いた原稿のチェック、新企画のテーマ設定、誌面やレイアウトの検討、表紙デザインのラフ作成から依頼など、多岐に渡る業務を一つずつ進めていきます。「ほぼ毎日毎週、常に何かの〆がある」状態なので、頭が混乱しないようにしつつ新しいアイデアも考えるというのは大変です。ただその分、本や雑誌が完成した時は何年経ってもうれしいものです。
私は集中が切れてしまう定時付近で退社し、22時には寝ています。適切な睡眠で集中力を復活させることが最大の業務効率化だと信じ、時間に追われ過ぎないように気を付けています。
明治図書あるある
特に教育書編集部では、主には個々人がそれぞれの業務を進めていることが多いので、黙々とクールに働いているように見えます。しかし、少し話を伺うと皆さん一様に教育や編集という仕事への熱い想いを語ってくれます。気恥ずかしく感じるという方もいるかもしれませんが、私はこういう時間が意外と好きです。
また、これは教育書部門だけでなく会社全体的な傾向にも思いますが、教育という業界の特色なのか、人に何かを教えたり、誰かのために行動を起こしたりすることが好きな方が多いように感じます。新人時代はもちろんのこと、社歴をそこそこに重ねた現在でも気軽に質問でき、親身になってくださる方がいることに助けられながら今があります。
そのためか、人に頼りがちでなかなか「若手感」から抜け出せないのは悩みですが、良き先輩になれるよう努力中です。
将来の目標
流行り廃りのない、長く読んでいただけるロングセラーを手掛けることが大きな目標です。数か月後にはどんどん新しい書籍が並び始め、また書籍以外の新たな情報媒体も増え続ける中で、「この一冊は必ず持っておきたい」と思ってもらえるような本をつくりたいと考えています。
そのためには、教育書というジャンルの伝統と、それだけに囚われずに常に新しい物事へ取り組もうという挑戦とのバランスが大切なのではないかと思っています。考えを凝り固めることなく、過去の書籍から学び取ることと、そして他ジャンルの書籍や本以外のコンテンツにも目を向け自ら学びに行こうとすることの双方を大切にすることを心がけています。
自戒ですが、編集者としての成長のチャンスはどこにでも転がっているので、それを逃さない姿勢を常に持っていたいです。
プライベートの過ごし方
朝型なので起きたら妻と愛犬と一緒に公園へ出掛け、昼以降は家でゆっくり過ごします。社会人になってから再開したアコースティックギターの練習をすることもあります。
最近では、大学時代に入っていたアカペラサークルの楽しかった思い出が忘れられず、社会人が集まるアコースティック音楽サークルに月1回ほど参加しています。始めたらハマってしまうタイプなので、いつの間にかアコギだけに留まらずカホンまで購入して打ち込み始めてしまいました。
ただ、企画のタネがいつ見つかるかはわからないので、完全にオフと思わず少しだけアンテナを張っています。もちろん、どうしても疲れている日は全てを解放し思い切り羽を伸ばしています。
この部署の仕事の概要はこちら教育書部門編集部