著者インタビュー
新刊書籍の内容や発刊にまつわる面白エピソード、授業に取り入れるポイントなどを、著者に直撃インタビューします。
地理が苦手な生徒でも興味を抱くワークの活用を!
地理教育コンサルタント宇田川 勝司
2015/5/23 掲載
今回は宇田川勝司先生に、新刊『楽しく重要用語&学習事項が身に付く! 中学校地理ワーク&パズル85』について伺いました。

宇田川 勝司うだがわ かつし

1950年大阪府岸和田市生まれ。関西大学文学部史学科(地理学)卒業後、中学や高校の教師を経て、現在は地理教育コンサルタントとして、シニア大学やライフカレッジなどの講師、テレビ番組の監修、執筆活動等を行っている。

―本書には、クイズ形式・パズル形式のたくさんのワークが掲載されています。いわゆる重要語句などを暗記することがメインのワークとは異なるものだと感じました。本書のワークの主旨を教えていただけますか。

 地理の学習は暗記ばかりでつまらない、苦手だと思っている生徒が多いです。そんな彼らにクイズやパズル感覚で気構えずに問題に取り組ませ、まず地理本来のおもしろさに気づかせたいというのが本書の主旨です。とはいっても国名や都市名さらにその位置など理屈抜きに覚えねばならないことが多いのも現実です。ただ、そのためにはすでに優れたワークが多く出版されているので、それらを本書と併用して活用していただければありがたいです。

―本書には、たくさんのワークが紹介されています。どのワークもおススメだと思いますが、「まずはこのワークに取り組んでほしい!」というものを一つ教えてください。

 本書のワークはジャンル、ねらい、使い方など、それぞれ個々に違いや特色があるので、本書を使用される先生方に、授業の場面に応じたご判断をしていただきたいと思います。

―本書には、本当にたくさんのアイデアあふれるワークが掲載されており、バラエティ豊かだと感じるのですが、先生はどんな観点や方法でワークを作られているのですか?

 地理が苦手な生徒にも思わず「ん?」と感じさせるおもしろさやインパクトのある設問を考慮しました。「へぇ〜そうなんだ」「えっ ホント?」「なんで○○なの?」そんな素朴な感動から「地理っておもしろいんだ」と生徒が興味や好奇心を抱いてくれるようなワークになるように心がけました。

―先生は、ご紹介いただいたワークなども用いながら、長年、楽しい地理授業を行われてきたと思います。地理授業を楽しくするコツは何でしょうか?

 生徒に興味を抱かせる授業を行うためには、授業テクニックや教師のトークももちろん重要ですが、社会科の場合とくにおろそかにしてはならないのは、生徒の興味関心に応えるため、教師自身が様々な引き出し、つまり多岐にわたる豊富な知識や情報をもつことです。そのために教師も知識欲を旺盛にし、つねに最新の知識・情報の収得に努める姿勢が大事です。

―最後に、「本書のワークを用いて楽しい地理授業を行おう!」という読者の先生方にメッセージをお願いします。

 生徒に地理の楽しさやおもしろさを伝える授業づくりの一助になればと思い、本書を執筆しましたが、本書とは別の手法や有効な授業方法を実践されている先生方も多いかと思います。本書のワークを使っていただく際には、先生方の指導方針に沿って、内容をアレンジしたり付け加えたりして、より効果的な方法で活用していただければと思っています。

(構成:茅野)
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