エンカウンター実践テキスト1
学級生活の基盤を築くエクササイズ集

エンカウンター実践テキスト1学級生活の基盤を築くエクササイズ集

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学級づくりに活きるエクササイズをワークシートで紹介。

学級の基盤づくりのために学級活動・教科・道徳・総合的学習さらに保護者会等,様々な教育場面でどのようなエンカウンターを実施すればよいか,その活動構想と展開、アレンジのし方を示すとともに、コピーして使えるワークシートを併載した役立つエクササイズを特集。


復刊時予価: 2,046円(税込)

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ISBN:
4-18-865114-8
ジャンル:
特別活動
刊行:
3刷
対象:
小・中
仕様:
B5判 88頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

特集 学級生活の基盤を築くエクササイズ集
学級生活の基盤づくりとエンカウンターの役割 /八巻 寛治
学級生活の基盤を築くエクササイズの提案
小学校の発達段階を踏まえたオススメのアイデア /山宮 まり子
中学校の発達段階を踏まえたオススメのアイデア /吉澤 克彦
低学年 学級生活の基盤を築くエクササイズ集
学級活動(2年生)でのエクササイズ/5月頃
「たからもの」のこと、どう言えばいいかな? /大越 卓摩
朝の会・帰りの会でのエクササイズ/7月頃
学級ビンゴ&夏休みマップ /石川 明代
教科(国語・生活)でのエクササイズ/6月頃
それがあなたのいいところ〜詩(し)を作ろうバージョン /橋 伸二
保護者会でのエクササイズ/4月頃
どうぞよろしく /今市 清美
中学年 学級生活の基盤を築くエクササイズ集
学級活動でのエクササイズ/4月頃
学級のシンボルマーク /平野 修
朝の会・帰りの会でのエクササイズ/6月頃
WONDERFUL DAY /小野 芳枝
教科(国語・4年生)でのエクササイズ/7月頃
ジグソー学習 /伊東 和範
保護者会でのエクササイズ/4月頃
サイコロトーキング /表 八栄
高学年 学級生活の基盤を築くエクササイズ集
学級活動でのエクササイズ/4月頃
○年○組のイメージマップづくり /松永 裕子
朝の会・帰りの会でのエクササイズ/6月頃
私は誰でしょう /鈴木 紀子
総合的学習の時間でのエクササイズ/5月頃
センス・オブ・ワンダー /吉澤 克彦
中学校 学級生活の基盤を築くエクササイズ集
学級活動でのエクササイズ/4月頃
ブレーンストーミング&グルーピングでクラス目標を決めよう /生稲 勇
朝の会・帰りの会でのエクササイズ/6月頃
あなたって、こんな価値観をもった人ですね /桑野 淳二
教科(社会科・3年生)でのエクササイズ/6月頃
差別って何? /柴田 祥宏
道徳でのエクササイズ/7月頃
共同絵画〜自然教室の想い出をみんなで描いてみよう〜 /植草 伸之
第2特集 社会的スキルを育むためのミニ講座
@ 社会的スキルってなあに? /八巻 寛治
A 構成的グループエンカウンターとの違いは? /吉澤 克彦
B エンカウンターをどのように生かす? /吉澤 克彦
C 年間プランのポイントは? /吉澤 克彦
D アレンジの際のポイントは? /八巻 寛治
E 学級の状態に応じた展開のポイントは? /八巻 寛治

特集のねらい

 1学期の学級生活の課題は基盤づくりにあるといわれています。

 群的集団として出発した学級に様々なインフラを導入して,安定した集団に変容させていくことが求められる時期がこの1学期だと考えられます。それだけに子ども集団を相手に人間関係について指導すべき課題も山積されています。

 学級の出発,「出会い」としての4月。この時期は子ども個々の集団への適応についての不安や緊張を和らげ,学級の中での自分の存在感や所属感を持たせることが課題になります。

 多少落ち着きが感じられるようになる5月は,子どもたちの間に,お互いに認め合う関係を築いて(リレーションを促進して)いくことが課題になります。4月の不安と緊張を和らげた後にさらに心のふれあいを目指す積極的な人間関係づくりが求められるわけです。

 6月はある意味で子ども個々が自我を主張し出す時期で,様々な衝突が表面化する時期でもあります。お互いの気心も知れてくると同時に,親しみが出てくるために相手に対する遠慮もなくなり,時には自分本位な行動に走りやすくなることも考えられます。そこで自己開示を大切にするようなもう一歩踏み込んだ,互いを思い合う仲間(関係)づくりが求められます。

 7月は夏休み前ということもあって,長期の休みに対する不安と喜びで学級集団の規律などが多少緩みがちになり,なんとなく落ち着かない時期です。ここで学級のまとまりを意識させ,雰囲気を引き締め直すような関係づくりをしておくと,2学期の出会いがスムーズになったり,学級としてのまとまりが持続されたりして2学期のスタートを順調にきることも考えられます。

 このように,1学期の学級づくりにあたっては,「出会い」,「ふれあい」,「自己開示」をキーワードに,朝の会や帰りの会・学級活動の時間などに意図的・計画的に構成的グループエンカウンターに取り組むことにより,「ふれあいと自己発見」を目指した個や集団の支持的雰囲気の人間関係づくりを促進できるということになります。

 本号では,こうした1学期の学級づくりに生きる構成的グループエンカウンターの役割とエクササイズをご紹介いただきました。

 特集外企画では,今求められる社会的スキルを身に付けるために,エンカウンターをどのように活用・発展させるかを明確にするミニ講座といたしました。


   編者 /八巻 寛治 /吉澤 克彦

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      明治図書

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