- まえがき
- 本書の活用にあたって
- 準備編 これさえあれば盛り上がる! おススメの「七つ道具」
- [1] ピクチャー・カード /[2] 音声・映像メディア /[3] 読み聞かせ用英語絵本 /[4] 楽器 /[5] 音声CD付き「教室英語」の教本 /[6] 盛り上げグッズ /[7] あると便利な裏方グッズ
- 授業編 15分で無理なくできる! 授業アイデア51
- 一味違う! レベルアップ活動
- 1 英語の歌をバージョンアップしてみよう
- 2 バーチャル海外旅行にでかけよう
- 3 気分はレポーター! Where am I?
- 4 形容詞を復習できるWhat am I?
- 5 湯飲み茶碗の持ち主を探そう!
- 6 How many〜? を使ったマジック
- 7 形容詞の比較級を耳と目で体験しよう
- 8 英語圏の子ども向け辞書を使ってみよう
- 9 歌詞1行で気軽に歌ってみよう
- 10 絵本の読み聞かせにチャレンジしてみよう
- 11 3-Dカルタでの語彙指導
- 12 英語書籍で学級文庫を作ろう
- 13 ビニール製ラックで英語クイズ
- 14 フォニックスの基本を学ぶ
- 15 文字数のやや多い基本単語を読む
- 他教科との連携でスムーズに導入できる活動
- 16 全教科:クラスメートを見つける時間割ビンゴ
- 17 全教科:なくなった文房具はどれ? ゲーム
- 18 国語:「いつ(When)」を使ってみよう
- 19 社会:地図記号を英語で言ってみよう
- 20 社会:県名当てクイズ
- 21 算数:○△□図形カルタ
- 22 理科:地球環境保護マーク当てゲーム
- 23 理科:月の満ち欠け並べ替えにチャレンジしよう
- 24 音楽:歌詞から曲名当てクイズ
- 25 体育:英語でエアロビックス
- 26 食育:野菜の模型ゲーム
- 27 安全教育:道路標識カルタ
- 異文化・自文化を味わう活動
- 28 体を使って異文化発見活動をしよう
- 29 パンフレットを活用した名所クイズ
- 30 日本の昔話を英語紙芝居で楽しもう
- 31 これは効果的! 紙芝居後の確認活動
- 32 絵本・紙芝居で自文化を理解
- 33 上下逆さまの地図について考えよう
- 34 自文化発信のためのShow and Tell(1)
- 35 自文化発信のためのShow and Tell(2)
- 36 日英米のカレンダーを比較してみよう
- 37 国際水族館へようこそ
- 38 国際天文館へようこそ
- 39 日本文化を発信しよう(1)〜盛り塩〜
- 40 日本文化を発信しよう(2)〜招き猫〜
- 41 日本文化を発信しよう(3)〜お盆〜
- 42 英語になった日本語に触れてみよう
- コミュニケーション力をアップする活動
- 43 いとこ探しゲーム
- 44 好きなものをいろいろたずねてみよう
- 45 なりたい職業について話してみよう
- 46 英語で自己表現してみよう
- これだけは身につけたい! 活動成功のワザ
- 47 ゲーム・活動の演出方法
- 48 未完成のイラストでドキドキ感アップ!
- 49 TPRを使った活動
- 50 ALTとの世間話のストックを(1)
- 51 ALTとの世間話のストックを(2)
- 資料編 授業や学級活動ですぐ使える! 英語表現
- [1] 小学校英語活動で使われる語彙 /[2] 教室英語(Classroom English) /[3] 学級活動で使う英語表現 /[4] 指示する表現 /[5] 褒め・励ましの言葉 /[6] 小学生の学校生活に関する話題 /[7] コミュニケーションを深める表現/[8] たずねる・お願いする表現 /[9] カッコいい英語発音法 /[10] 英語の母音の長さ /[11] 英語の子音の音変化
- 参考資料
- おわりに
まえがき
文部科学省の「平成18年度小学校英語活動実施状況調査」によると,その実施率は平成18年度に95%を超えた。英語活動の内容も近年ますます発展的となり,学会や研究会の実践発表,セミナーやワークショップにおける参加者の熱意,内容の充実ぶりには目を見張るものがある。
本書では,標準所要時間15分の活動を,51個紹介しているが,これを15分にこだわらず,適宜簡素化したり発展させたりしていただきたい。また,学年も「高学年〜」のように表記してあるが,この限りではない。
15分という時間は,極端に言えば,15分×3個の活動で45分となるし,週1時間を3回のモジュールに分割して週3回実施する学校にも対応できるように定めた。51個の個数は,筆者が応援する日本人メジャー・リーガーの背番号にちなんだ。
国際理解活動の一環として,異文化を理解することに加えて,自文化を英語で発信し,類似点や相違点を見つけて話題にする活動にも力を入れた。文化的「話材」に基づき,国際的に通用するコミュニケーション能力養成の基礎となることを願っている。
小学校英語活動に携わるすべての指導者・支援者,小学校と連携する中学校の先生方のお役に立てることを願って,この一冊を世に問う。小学校に端を発し,異文化を理解し,自文化を発信し,英語を使って地球規模で将来活躍する人材が育ったら望外の喜びである。
平成20年3月 /矢野 淳
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- 明治図書