- はじめに
- 1章 得意技を生かした学級経営を!
- @教師自身の持ち味を生かそう!
- A必殺技をもとう!
- B本書で取り上げる技について
- 2章 クラスがもっとうまくいく! 学級づくりの大技・小技74
- イベント
- 元気な大声で学級を一気に団結させる技
- 手づくり衣装のトラブルに素早く対応する技
- 子どもの誕生日を手軽に学級全体でお祝いする技
- 校外活動での忘れ物に対処する技
- 子どものバス酔いを防ぐ技
- 学級全員に代表の仕事を経験させる技
- 自由研究の作品発表会を手軽に行う技
- 体育館のシートを素早く敷く技
- 年賀状を有効活用する技
- 感慨深い最後の参観授業を演出する技
- 学級全員の卒業作文を充実させる技
- 学校行事を盛り上げる応援メッセージの技
- 学年の最後をドラマチックに締めくくる技
- 掲示物
- ゆるキャラを活用して学級の団結力を高める技
- 子どもの顔をかわいらしく撮る技
- 名前ラベルを簡単に作成する技
- 手間をかけないで掲示物を更新していく技
- 子どもの作品を簡単・きれいに掲示する技
- 子どもの顔写真をきれいな状態で保つ技
- 係活動
- 休み時間の外遊びを活性化する技
- 先を見越して動ける子を育てる技
- 活動を活性化するためのワークシート活用の技
- 生活指導
- 1年生でもやることがパッとわかるようにする技
- 低学年でも掃除ロッカーをきちんと整とんできる技
- トイレのスリッパがいつでもきれいに整う技
- ムカつく気持ちをコントロールさせる技
- ノ−ト忘れ対策の技
- 帰りの支度を素早くさせる技
- 忘れ物を減らすための技
- 静かにキビキビ行動できるようにする技
- 掃除の片づけをしっかりできるようにする技
- やることの「見える化」で意識を高める技
- 両者が納得できるケンカ仲裁の技
- 子どもたちの人間関係をチェックする技
- 教師の指示を通りやすくする技@
- 教師の指示を通りやすくする技A
- 遊び
- 楽しいゲームで和む自己紹介の場づくりの技
- 子どもが熱中する体育館遊びの技
- 雨の日の休み時間を安全&楽しくする技
- 子どもが飛びつく簡単ニセ手品の技
- コミュニケーション
- 子どもとの意思疎通を円滑にするスキンシップの技
- 子どもたちの仲間意識を高める交換日記の技
- 自己表現が苦手な子どもから話を引き出す技
- 子どもにやさしい○つけ・助言の技
- よさを認め合う雰囲気をつくり出す技
- 自己理解,他者理解を深めさせる技
- あいさつのよさを実感させる技
- 担任の人となりを知ってもらう技
- 教え子へのフォローアップの技
- 子どもとの接し方の基本技
- 仕事術
- 通知表所見文が楽々書ける技
- すきま時間を活用して仕事を進める技
- 子どものよい行動をしっかりメモする技
- 書類をすっきり整理する技
- 学習
- 字が整った板書をつくるための技
- ドリルやノートを丈夫に長持ちさせる技
- 子どもの記述がどんどん充実するノート指導の技
- 屋外授業での指示を通りやすくする技
- 学習内容を楽しくしっかり定着させるまとめの技
- 実施後のテストを活用して学力を伸ばす技
- 「空書き」の手本を上手に見せる技
- 自主学習のやる気を維持する技
- 漢字の宿題のやる気を維持する技
- まとめる力を伸ばすノート品評会の技
- ハンコやごほうびシールを有効活用する技
- 授業のはじめとおわりにメリハリをつける技
- 保護者
- 保護者に担任のことをしっかり理解してもらう技
- 保護者懇談会のおもてなし技
- 家庭訪問を和やかで充実したものにするための技
- 授業参観に満足してもらうための技
- 学級通信が出せないときに学級の様子を保護者に伝える技
- 保護者とのコラボで子どもの誕生日をお祝いする技
- 保護者面談のおもてなし技
- 学期末・年度末のちょっとした心配りの技
はじめに
「教師という仕事は,本当にすばらしい!」
これは,民間企業から教員に転身した私の正直な実感です。保護者の方から大事な子どもを預かると同時に,未来をつくる子どもたちを育てていくわけですから,大きなやりがいを感じています。
しかし,その責任の重さに押しつぶされそうな毎日が続きました。
「どうしてあの先生のクラスの子どもたちは,あんなにもいきいきとしているのだろう…」「もし担任が自分でなかったら,もっとこの子たちを伸ばすことができるのではないか…」などと考え,悩む日々が続きました。
そんなある日,先輩から「学ぶとは,真似ぶこと」と教えていただきました。その日から,私は様々な実践に目を向け,よいと感じた実践を積極的に試し続けています。さらに最近では,「師を見るな。師が見ているものを見よ」という言葉を知り,表面的な行動を真似するだけでなく,その行動をとる人の目的や願いを考えるようにしています。
この本では,静岡教育サークル「シリウス」,藤枝教育サークル「亀の会」のメンバーが,長年培ってきた学級づくりの技を多数紹介しています。「これなら自分でもできそうだ!」というものが必ずあるので,ぜひそれを実践してみてください。真似をして,学んでいきましょう。それが,目の前の子どもの笑顔や成長につながっていくことでしょう。
最後に,企画の段階からいろいろな助言をいただいた明治図書の矢口郁雄さんには,本当にお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。
2017年2月 静岡教育サークル「シリウス」 /水取 洋平
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- 明治図書
- 写真付きでひとつひとつの具体的なアイディアが説明されていて分かりやすかった。新学期に取り入れたい。2017/3/26山口県 トトロ
- 学級づくりに使える技がたくさん紹介されていて、自分でも実践しようと思いました。2017/2/1930代・小学校教員