- 特集 最高の出会いをつくる!新学期スタートガイド
- 安心できる出会いのための関係づくりを目指して
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- 先輩からのアドバイス「ここをキメれば」プロのスタート
- 【小学校:通常の学級】4月は「心構え」をまずキメる
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- 【中学校:特別支援学級】4月は「急がない」とまずキメる
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- 【特別支援学校:小学部】4月は「覚悟」をまずキメる
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- 【特別支援学校:中学部】学級づくりに欠かせない5つのポイントをキメる
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- 最高の出会いをつくる〈ちょこっと〉アイデア
- 教師と子どもの最高の出会い
- 【小学校:通常の学級】「うれしい!楽しい!安心!」―最初の出会いで伝えたいことを1年間もち続ける!
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- 【中学校:通級指導教室】ようこそ富士見中学校へ!
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- 【特別支援学校:小学部】「はじめの3日」を大切に!―「学校、大好き!」「先生、大好き!」の1年生に
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- 子ども同士の最高の出会い
- 【小学校:通級指導教室】友達との共通点を見つけよう
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- 【特別支援学校:中学部】ドキドキを安心に変えるスタート
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- 【特別支援学校:高等部】緊張緩和,関わり合える自己紹介
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- 教師と保護者の最高の出会い
- 【特別支援学校:小学部】家庭との架け橋を目指して―HPを用いた学校から保護者に向けた情報発信
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- 【小学校:特別支援学級】保護者とのよりより人間関係づくり―連絡帳や学級通信(おたより)など日常でできる保護者とのやりとりでのポイント
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- 【特別支援学校:中学部】保護者との協創による学部運営
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- ミニ特集 18歳選挙権スタート! 知的障害のある子への主権者教育
- 解説 政治的教養を育む教育の基本的な考え方
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- 解説 知的障害教育における基本的な考え方
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- 実践 自分の一票が未来をつくる
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- 実践 模擬体験だけで終わらない主権者教育
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- フォトライブ教室 (第1回)
- みんなをつなぐ「自己紹介カード」
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- はなひらく支援の教育現場
- 共生社会にチャレンジ!〜日常的な「交流」「共同学習」が共生のこころを育む〜
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- 〜取材先◎京都府立八幡支援学校〜
- インクルーシブ教育最前線 (第1回)
- 肢体不自由の児童への合理的配慮の実践事例
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- トピックス (第55回)
- 文部科学省所管事業分野における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応指針の策定について 他
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- わたしと特別支援教育 (第1回)
- 特別支援教育の未来
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- アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
- 新しく教壇に立った先生でもすぐに使える! どんな学習場面でも効果絶大! 魔法のペーパー?
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- 授業を面白くする手作りグッズ
- ゆらゆらボール きょろきょろ つん
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- 魚釣りゲームの教材の工夫
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- 不器用な子どもたちの身体の土台作り 全身の感覚と運動を育む (第13回)
- ぶつからないようにそっと置く【手のこなし遊び】
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- 教室でできる〈プチ〉ビジョントレーニング (第7回)
- [今回のトレーニング]注目し視線を移動する力を育てる―その3―
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- 苦手さのある子も包み込むコミュニケーショントレーニング (第1回)
- 【獲得できる力】理解力
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- 〜人の話を聞く「場」が表現力を育てる〜
- Q&A悩み解決!知っておきたい指導のイロハ (第7回)
- 発達臨床的視点からの子ども理解
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- 〜つなげてみよう,3つの視点〜
- 学級づくりのツボ☆教室環境・教室掲示のコツ (第1回)
- 【4・5月】教室の壁面の特性と掲示のコツ/見通しがもちやすい教室掲示
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- ライブ講義で考える (第19回)
- (4)特別支援教育あるある」の検証
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- 〜【検証1】教室の前面に掲示物を貼ってはいけない,は本当か?〜
- 巡回相談Q&A (第19回)
- 通常の学級での助言ポイント
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- 授業をみがく!学習指導案づくり (第19回)
- 【中学部 生活単元学習】見通しをもち,主体的に活動できる調理学習
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- 〜餃子作りの学習を通して〜
- コピーしてすぐに使える!らくらく書字ワーク (第1回)
- 文字の大きさを意識して書く
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- 動作法の視点で見る!障害のある子が抱える困難への支援 (第13回)
- 過敏性のある子どもへの支援
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- 編集後記
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編集後記
新しい学期がスタートする4月は,子ども,保護者にとって期待に胸を膨らませるとともに,新たな環境への適応に不安を抱く月です。これまで学校では,新たな校種への進学,新たな学校への転校,新たな学年への進級等を控えた子どもや保護者の様々な思いに寄り添いながら不安感をできるだけ取り除き,笑顔で学校に登校できるよう十分な事前の準備をしてきています。さらには,新学期への期待に応えられるような学校・学級づくりの工夫もしているところです。
そのような中,特別支援学級や特別支援学校では,新たな環境への順応性が低く進学や進級等に関わって,新しい学校や学級,初めて会う友達や教師に慣れるまである程度の時間を要する障害のある子どもたちに対して,健常児以上に十分な配慮と個別的な支援や指導をして,スムーズな学校生活が送れる手立てを講じていくことが重要です。
障害のある子どもにとって適応すべき環境には,教室環境,生活の流れ,学校・学級のきまり,さらには初めての担任,友達との関わり等があります。その中でも特に,子どもにとって,初めて会う学級担任そして同じ学級の友達との安心したふれあい,心地よく行動できる関係づくりには,十分な準備と配慮をしておくことが重要だと考えます。
今回の特集では,まず4月最初の学級づくりをイメージして,障害のある子どもと学級担任との出会い,そして子ども同士の出会いにスポットを当てました。障害のある子どもが安心して過ごすことができる安全で整理された教室,構造化された物の配置,掲示物等の環境整備にも触れながら,学級内で自然な関わりが促される温かい雰囲気づくりのアイデアを紹介していただきました。
さらに教師にとって,もうひとつの出会いである保護者との関わり方についても触れました。4月に新しく特別支援学級や特別支援学校の学級担任になった先生方にとっては,初めて触れる障害のある子どもへの指導は試行錯誤の連続となります。そのようななか,担当の子どもの実態をいち早く把握し,自立に向けて効果的に指導を進めるためには,保護者とのよりよい人間関係づくりは不可欠です。その保護者と継続して信頼関係を築くためのツールである連絡帳,学級通信の記載や作成のポイント等のアイデアも紹介していただきました。
今回の新学期スタートガイドが,特別支援教育に初めて触れる先生方のみならず,子どもや保護者との最高の出会いを演出したいと考えている先生方にとって参考になることを願っています。
/宮ア 英憲/喜多 好一
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- 明治図書