実践国語研究 2017年5月号
新学年で育てたい国語科の資質・能力と学習指導プラン

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実践国語研究 2017年4・5月号新学年で育てたい国語科の資質・能力と学習指導プラン

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ジャンル:
国語
刊行:
2017年3月16日
対象:
小・中
仕様:
B5判 72頁
状態:
絶版
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目次

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特集 新学年で育てたい国語科の資質・能力と学習指導プラン
特集について
提言 新学期に押さえたい!年間を通した学習指導のポイント
年間を見通した学習指導の工夫と意義―学習自立を目指す5つの段階―
吉永 幸司
育成を目指す資質・能力を見通した指導を
水戸部 修治
学年別 育てたい国語科の資質・能力と学習指導プラン
小学校
1年/21世紀型能力(「思考力」「基礎力」「実践力」)を育む
竹原 知奈美
2年/とっておきの「自分の言葉」を見つける
吹上 りつ子
3年/豊かな関わりの中での主体的な学びの実現―3学年「読むこと」文学的な文章の読みを通して
大山 美奈子
4年/情報活用能力を高める授業づくりを目指して
太田 誠
5年/「推薦」で具現化する五年生で育成したい資質・能力
舛元 夕子
6年/目的や意図を明確にし、目的や意図に応じて話す・聞く・書く・読む資質・能力を育む
西野 美佳
中学校
1年/三年間の学びの基礎を築く
五味 貴久子
2年/相手意識を持って考える資質・能力
米田 真琴
3年/古典読書の価値に気付く読書座談会
宮久保 ひとみ
第2特集 本に親しむ習慣をつける読書活動アイデア
提言 本に親しむ習慣をつける読書活動とは
多様な読書単元を計画的に導入する
稲井 達也
心の中に秘密の部屋を作る
岩ア 淳
アクティブ・ラーニングをサポートする! 読書活動・指導アイデア
小学校
自分の考えを形成させる「ポスター・セッション」指導
冨樫 忠浩
司書教諭・図書館と連携した読書活動 学びを支え読書を誘う学校図書館経営
吉川 百合子
中学校
交流活動を含む読書活動・指導アイデア 本を使って思考を深める読書会活動
林 広美
継続的・計画的な読書活動・指導アイデア 読みの幅を広げるための継続的・計画的な読書活動
齊藤 真子
未来を生きる子供たちのための国語科授業改革 (第7回)
学習に主体的に取り組む態度を養う
水戸部 修治
キーワードで読み解く!国語教育・国語授業 (第1回)
【国語教育】メディア・リテラシー
奥泉 香
〜学習者を取り巻くメディア状況に対応した授業実践を〜
【国語授業】発問
大貫 眞弘
〜発問の厳選が授業構想の源泉である〜
授業ですぐに使える! 教室掲示コレクション (第1回)
【読むこと編】交流の活性化を図る教室掲示の工夫
森嵜 房子
新しい時代の国語科授業づくり応援講座 (第7回)
読書の勧め
岩ア 淳
編集後記
水戸部 修治岩ア 淳
今月取り上げた教材
4/5月号

特集 新学年で育てたい国語科の資質・能力と学習指導プラン

 平成29年度がスタートします。今年度は新学習指導要領が示され,各学校において社会に開かれた教育課程の創造に向けた創意工夫ある教育の展開が期待されます。本誌でも,変化の激しい未来社会を生きる子供たちに必要な国語の資質・能力を育む授業づくりを支える情報提供を目指し,多様な視点からの提言や多彩な実践提案を掲載していきたいと考えています。

 年度初めの本号の特集(第1特集)では,「新学年で育てたい国語科の資質・能力と学習指導プラン」をテーマとします。国語科では,単元で付けたい資質・能力を明確化するためには,その単元のみならず,年間を通してどのような資質・能力を育むのかを見通すことが大切になります。その上で,系統的・継続的な指導を行うことで,子供たちが無理なく確実に力を伸ばしていくことができるようにすることが求められます。

 そこで,提言においては,年間を見通した学習指導の意義について紹介しております。また実践提案では,各学年において「この学年でこれだけは育てたい資質・能力」を明らかにした上で,その力を身に付ける学習指導について提案いたします。具体的には,その学年で身に付ける資質・能力を子供が年度当初から見通せるような学習指導の実践提案といった視点から,全国各地の実践家からの優れた提案を紹介しております。本号の提案が全国の読者の皆様の参考となることを願っております。

 第2特集では,本に親しむ習慣をつける読書活動の工夫などをまとめました。ふだんから積極的に本に親しんでいる子もいれば,きっかけが得られないまま本を手に取らない子もいます。本を読むことは,語彙量の増大,読み取る力や表現する力の伸長等,学力の形成,そして心の成長などにも大きく関わります。そして,読書の習慣は,在学中だけではなく,卒業後の人生にも大きな影響を与えます。

 ところが,子供たちを取り巻く現在の状況は,必ずしも読書に親しむのによいとは言えません。むしろ,子供たちの読書離れを進める方向に働く要因が以前よりも増えているように感じられます。そのような状況の中で,本に親しむ習慣をつけるためにはどのようなアイデアがあるのか,どのような実践が効果的だったのかを考えます。

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      明治図書

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