- 特集 “子どもの思考”リアルUPする授業スキル
- 教室発“子どもの思考”をリアルUPすると
- 『学び合い』だからこそ見える子どもの発想
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- 失敗バンザイ たくさんしくじる子が偉い
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- 「ありのまま」を見ている子どもたちの気づきや発想を大切に
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- 今どき子どもの知っていること知らないこと
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- 子どもが誤認識しやすい自然事象や現象
- 月は西から出る?
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- 誤認識で授業を活性化させよう
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- “子どもの思考”をゆさぶる導入の方法
- 3年「物と重さ」における質量保存の基本的な見方を獲得させるための導入の工夫
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- 「もの」と支持・発問を意識する導入の工夫
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- 教え合い・小集団づくりの授業ヒント
- 「教え合う」技術を高める「ちょっとした工夫」
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- 「ペア研究」「井戸端会議」ができるように活動を仕組む
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- 子どもが主張・意見を変える討論・話し合いの方法
- ノート指導と板書指導
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- 本質をついた課題,観察・実験とリンクさせよう!
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- 知識と実感のズレをメインにする指導のヒント
- 教材の本質を含んだ事実で子どものつくった考えをゆさぶる
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- 当たり前……??の中の科学
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- 事象・現象を実生活と関連づける指導のヒント
- 子どもの本音や既有体験を介して
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- ダイナミックな実験をして実生活と関連づけよう
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- 理科ビギナーズからの“授業づくりへの疑問点”
- 問題解決学習―問題は本当に解決するの?
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- 教えて考えさせる―どの時点から切り替えるの?
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- 逆転現象―その時だけではないの?
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- 学習問題―教師のお膳立てでいいの?
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- 実験結果―この装置・教材だから?を払拭するには
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- 観察眼―観点・視点をどこまで指導するか
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- ICTを授業に―ハードとソフトはどう進化するか
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- 小特集 学期末―好奇心を刺激する“科学イベント”
- 学年の生徒を校庭に集めてドラム缶つぶし
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- 学習した基礎的・基本的な知識や概念を相互にかかわらせる授業
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- 鳥取大学発「出前おもしろ実験室」
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- 五感を使っての豊かな実験!
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- 甘酒・ヨーグルトで理科パーティー!
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- 隗より始めよ
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- イラストの“間違い”は,どこでしょう?
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- 新教材・新単元ネタ&実験ポイント (第11回)
- 事象を粒子的に考え説明する理科学習―体験と描画を組み合わせて―
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- 〜「粒子」を柱にした内容にかかわる単元を中心に〜
- 地域密着型理科授業づくりのノウハウ (第11回)
- 博物館との連携を図る
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- 移行期の理科研究スキル 小学校 (第11回)
- 理科授業において思考力・判断力・表現力を指導する視点
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- 移行期の理科研究スキル 中学校 (第11回)
- 「火山岩」「深成岩」「断層」「褶曲」
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- パソコンでする学習定着システムのコンテンツ (第11回)
- パソコンを活用して楽しく知的な授業をつくる
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- コピーしてすぐ使える新実験器具の扱い方ワーク (第11回)
- 3年 モンシロチョウをそだてよう
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- 教員免許更新ニュース (第11回)
- 地域との連携をめざした更新講習
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- “あやふやな知識”を揺さぶる授業スキル (第11回)
- 「スケッチ」で揺さぶる
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- 〜ものの見え方を言語化・数値化する〜
- 小学校理科“言語と体験”をつなぐ授業づくりのヒント (第11回)
- 先行学習が生きる授業の終末
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- PISA型思考を育てるテスト問題集 小学校 (第11回)
- 人工の太陽モデル実験ですっきりと理解させる!
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- 〜4年「1日の気温の変化」〜
- PISA型学力を評価する問題 中学校 (第11回)
- 身の回りのものを科学の目で見る力
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- 編集後記
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- 授業が変わるものづくりのヒント (第11回)
- 人体模型Tシャツをつくろう
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- 〜6年「人の体のつくりと働き」〜
編集後記
○…ケータイでインターネットを活用する若者の間で,「リアル」と呼ばれるサービスが拡大している.「リアル」とは,
複数のサービスの総称で,よく利用されるサイトは,「CROOZクルーズ・リアル」や「Decooデクー」などだ,そうです.
「学校ついた」「これから部活」「カラオケ中」など,ひっきりなしにアップする使い方が一般的で,日記として一日を総括して書くブログに対して,起きていることや感じたことをリアルタイムに記録する場合は「リアル」と使い分ける――のだそうです.(メディア環境研究者・森永真弓 産経新聞8月27日)
少し以前,「天動説」を信じている子どもが結構いると大問題になったことがありました.でも,普通の生活感覚からいえば,「天動説」のほうが自然な思考過程の結果ではないか?とは歴史が証明しているとも思えます.
しかし,逆にこういうわかりやすい事例はともかくとして,その時だけ授業でムリに?そう思わせているだけ?のような事例とか,子どもの思考も案外ガンコに自説?を保持していることが多いとかの事例紹介は,まだまだ不足しているのではないでしょうか.
本号は,そういう子どもの思考を,いわばリアルタイムで記録していくことを,もっと盛んにしていく必要があるのではないか?ということで特集を企画しました.
(樋口 雅子)
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- 明治図書