- 特集 子どもに本当の力がつく社会科テストづくり
- 社会科におけるテストの意義とは
- テストが変われば、授業が変わる
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- 社会科固有の学力評価と授業改善
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- 今こそ、入試制度の変革に巻き込まれないようにしながら、普段の授業を規定するテスト(センター試験)で測定される学力の意義に正対すべきとき
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- 育てたい力から考えるテストづくりの視点
- 知識・理解の深化
- 知識理解の前提としての、クリアな因果関係の説明
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- 問題解決力
- 「知識の活用を問う」テストづくりを
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- 探究心
- 生徒が作問するテスト問題
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- 多面的・多角的視点
- 教科書分析から見えるテストづくりの視点
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- テストづくり よくある悩みとその解決法
- 思考力・判断力・表現力を問うテスト問題をどうつくるのか
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- 指導と評価の一体化の更なる深化を工夫する
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- 中学歴史「『関連付け』から思考力・理解力を問う」
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- 多様な「正解」のあるテスト問題
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- 「テストと授業」その相関性をどう構想するか
- 学習活動や授業形態、学習過程と連動したテスト・授業の関係構築
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- テストを授業の応用問題として扱う
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- ともに「学びの場」であり「見取りの場」である
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- 「力をともに創る評価活動」にむけて
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- テストでどう測る?「関心・意欲・態度」の見取りと評価の工夫
- 「関心」に的を絞る
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- 社会とのつながりをどう意識しているかに着目して
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- 課題に関わることを問題にし、定期テストで出題
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- 「調べたことや考えたことを表現する」活動の評価テストアイデア
- 子どもたち一人ひとりが「楽しく」「自己評価」できる評価テストを!
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- 実際に調べ、考え、表現させる問題を!
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- 知識・理解にならないか
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- この単元はこんなテストがおススメ!本当の力をつけるテストアイデア
- 小学3・4年
- (地域関連)テストが変われば授業が変わる
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- (生活関連)「知識」と「活用」の2観点で
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- 小学5年
- (国土・自然)国土の地形や気候の様子・特色
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- (農業)知識の明確化と問い方の工夫
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- (工業生産)これからの貿易について
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- (情報産業・情報化社会)情報産業のしくみを活用した思考の評価を!
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- 小学6年
- (古代)時代の流れを捉え、関連付ける力をつけるテストアイデア
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- (中世)北条政子と足利義政 修学旅行・すみ絵体験と重要語句の関連付け
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- (近世)テストの意義、客観評価と指導の明確化
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- (近現代)国内外の視点から多面的に社会的事象の意味を探究する授業設計とテスト
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- (国際社会)国際理解と世界地図を結ぶ
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- 中学地理
- (世界各地の人々の生活と環境)分布図の読み取りと雨温図の作図
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- (世界の諸地域)地理的なものの見方や考え方の基礎を培うテストの作成
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- (世界と日本の比較)主題図を重ね合わせ、比較する
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- (日本の諸地域―東北編―)関わりで学ぶ日本の諸地域
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- 中学歴史
- (古代)授業内容を再現するような定期テスト問題にチャレンジ
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- (中世)鎌倉時代の特色
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- (近世)江戸の商業革命! 三井の商法
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- (近現代)時代の流れを理解できる近現代史
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- 中学公民
- (現代社会と私たちの生活)多様な学びには多様な評価で
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- (私たちと経済)日常世界とのかかわりで答える問題
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- (私たちと政治)国会、政党、選挙制度における発展的な問題の工夫
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- (国際社会の諸課題)従軍慰安婦問題と日韓関係
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- 学びのモチベーションアップ!
- 生徒が自分たちでつくる「テストづくり」のポイント
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- 小特集 「これから子どもたちが生きる社会」を見据えた話し合い・討論授業のつくり方
- 2つの思考を絡み合わせる方向で組み立てる
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- 自分で答えをつくる力と合意形成を図る力を育てる
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- 時流を捉えながらも、社会科らしい話し合い・討論授業の構想を
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- 「持続可能な社会」と社会科の教材 (第5回)
- 「6次産業化」―農業を守る取組
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- 次期指導要領→欲しいテーマ・削りたいテーマ (第11回)
- 社会科の目標に迫る「シチズンシップ・トレーニング」を
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- 今月の教材―アクティブ・ラーニングに発展する工夫点 (第11回)
- 3年/残したいもの、伝えたいもの
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- 〜古くから続く祭り〜
- 4年/県土の様子 その2
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- 5年/「奥多摩」のなぞを解け
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- 6年/有田和正先生の富士山@
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- 中学地理/大都市東京からのUターン、Iターン大作戦
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- 中学歴史/時代のターニングポイントを捉えさせる学習
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- 中学公民/自国文化を相対化する視点を形成するESDの授業づくり
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- 〜日本文化はどこまでか?〜
- 子どもが分かる社会科授業づくりの理論と方法―学習指導案の基礎・基本― (第5回)
- 社会科の授業づくりと思考・判断・表現
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- 教科書にない“魅力の主張・コンセプト”紹介 (第11回)
- 情報化した社会の近未来を見る
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- 〜小林雅一『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』(講談社現代新書)〜
- やがて“作問名人の生徒”続出!中学授業の仕掛け テスト最強アイテムは“これ” (第11回)
- 中学社会 公民的分野の出題例
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- 〜調査活動の“種をまく”〜修学旅行での判別学習と作問〜〜
- あの日・あの時・そして今 私の社会科修業―自分史的・今昔物語 (第11回)
- 研究の着地点が見えてきた
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- 実物入り=生徒からラブコール“社会科通信” 社会科大好き!中学教師の学力UP大作戦 (第11回)
- 高校入試シーズン突入! 違いを区別することがカギ!
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- 社会科実践研究の“イノベーション” (第11回)
- 学習指導要領実施状況調査 「小学校社会科」の結果概要(2)
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- 社会科研究最前線 わが教室の取り組み、ここに注目して (第40回)
- 【大阪教育大学】大人数の教員養成を行う研究対象・方法も内容も多様
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第215回)
- 宮城県の巻
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- 編集後記
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- 社会科見学&修学旅行に新風を!定番のリニューアル&新機軸の提案 (第11回)
- 社会科見学のアクティブ・ラーニング化
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編集後記
○…現在、アクティブ・ラーニングをはじめ、「学ぶ形態」の部分にスポットがあたることの多い、学校での学習ですが、児童・生徒に様々な力を身につけさせるという学校の役割を考えると、力の定着の確認という部分も、非常に大切な意味を持ちます。
さらに、2020年度より、知識の量を問う傾向の強い「大学入試センター試験」から、思考や判断など知識の活用力を問う「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」への変更が予定されており、知識のアウトプットの仕方についても、教える側に、新たな認識の変化が求められてくると思われます。
そこで、本号では、学校において重要な意味を持つ「テスト」に焦点を当て、その意義・作成にあたって、ねらいとするポイント、具体的な作成方法、またテストと授業の相関関係など、改めて「社会科において、子どもたちに真の力をつけるテストづくり」についてご提示いただきました。
本特集では、「社会科におけるテストの意義」に始まり、「知識・理解の深化/問題解決力/探究心/多面的・多角的視点」といった育てたい力から考えるテストづくりの視点、そして、各単元における、児童・生徒の力の定着に効果的なテストのつくり方、さらには、テストにおける「関心・意欲・態度」の見取り方、調べ活動などにおける評価テストなど、社会科におけるテストづくりについて、さまざまな角度からご提示・ご提案をいただきました。また、応用編ともいえる、生徒自身によるテストづくりの取り組みなどについても収録をしております。
各項では、執筆者の方々に、具体的なテスト案についても数多くご提示をいただきましたので、先生方のテスト作成にあたって、ぜひご参考としていただければと考えております。
「子どもたちに『本当の力』をつける、一歩進んだテストづくり」。本特集がその実現の一助となればと願っております。
/社会科教育編集部
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