社会科教育 2015年11月号
どう磨く?社会科授業デザインと実践力

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社会科教育 2015年11月号どう磨く?社会科授業デザインと実践力

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ジャンル:
社会
刊行:
2015年10月7日
対象:
小・中
仕様:
A5判 132頁
状態:
絶版
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目次

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特集 どう磨く?社会科授業デザインと実践力
社会科の授業デザイン その柱として考えたいものは?
「深い学習」を実現するプロセスのデザイン
澤井 陽介
育てる子ども像と認識内容の確立
岩田 一彦
子どもに根ざした授業デザイン力
北 俊夫
伸ばしたい・身につけさせたい力から考える社会科授業デザイン
「思考力・判断力・表現力」から考える社会科授業デザイン
小原 友行
「社会に参画する力」から考える社会科授業デザイン
西村 公孝
「問う力」から考える社会科授業デザイン
外池 智
「社会問題提起力」から考える社会科授業デザイン
渡部 竜也
学年・分野で考える授業デザイン ここがポイント
小学3年/子どもたちの気付きや疑問を軸に、主体的・協働的な授業をつくる
石堂 裕
小学4年/地域を軸に、多様な資料の読み取りを重視する
松本 卓也
小学5年/授業冒頭五分で基礎学力を高める
山崎 諒介
小学6年/「広がり」のある教材を「核」とした授業デザイン
渡部 岳史
中学地理/日本と世界を関連づけた地理の学習〜グローバル化と日本の産業・中部地方の工業の授業デザイン〜
六井 正信
中学歴史/「我が国の歴史の大きな流れ」「視点」「感性」をカリキュラムに位置づける
佐藤 淳
中学公民/概念の学習をより充実させ、現代社会の諸課題を考察できるようにしたい
橋本 康弘
社会科の授業実践力 どう鍛えるか
「一瞬の対応力」をどう鍛えるか
青木 一
「意欲向上力」をどう鍛えるか
柳沼 孝一
「授業コミュニケーション力」をどう鍛えるか
藤井 千春
「時間配分力」をどう鍛えるか
田本 正一
授業の構成要素から考える授業展開の力 その力量アップのポイント
「授業計画」から考える授業展開の力
桑原 敏典
「導入・展開・終末の『流れ』」から考える授業展開の力
小林 朗
「発問・指示・説明」から考える授業展開の力
小笠原 優貴
「板書」から考える授業展開の力
兼間 昌智
「教材・教具の活用」から考える授業展開の力
村上 浩一
「評価」から考える授業展開の力
田口 紘子
授業デザイン→授業実践 構想と現実の差に対する修正力をどう身につけるか
「教材化力・展開力・板書力」を鍛えることで修正力は身につく
田山 修三
さあ大変、授業が始まってから「何か差がある」と気がついたら
中島 優
社会科的マネジメントサイクルから見る三つの修正力とは
中村 祐哉
社会科授業デザイン―「よい授業」とは何か―
よい社会科授業、私の常識はあなたの非……?
棚橋 健治
アクティブ・ラーニング型 社会科授業実践の重要視点
ねらいを明確にした上で生徒に興味をもたせる工夫をする
北村 明裕
重要視点の一つは共同体感覚の育成である
永島 俊之
見方考え方の成長を企図した授業づくりこそ
角田 将士
小特集 2015夏季集会で何が話し合われたか
日本公民教育学会(第二六回大会)
社会的諸課題に対する「見方や考え方」を育む公民教育
鈴木 隆弘
全国小学校社会科研究協議会(平成二七年度研究大会・山形大会)
「チーム山形」充実した研究大会
宇田川 嘉一
全国歴史教育研究協議会(第五六回東京大会)
「国際社会に生きる資質を養う歴史教育を求めて」
三好 喜輝
全国公民科・社会科教育研究会(平成二七年度全国研究大会(東京大会)兼公社関協第六六回東京大会)
生徒が自ら学びを深めるために
篠田 健一郎
全国地理教育研究会(第六〇回大会)
いまいちど、地図を見つめなおす
島田 功一郎
全国民主主義教育研究会(第四六回大会(於・同志社中高)
心の欲するところに従えど矩を踰えず
山ア 裕康
全国中学校地理教育研究会(第五六回全国研究大会)
社会科地理教育の充実を目指して
中林 洋
地理教育研究会(第五四回桐蔭横浜大学大会)
「学びがいのある地理教育」を目指す
内藤 芳宏
社会科教育研究センター(第四五回社会科・生活科・総合 全国教育研究大会
子どもと共に探究する教師
坂本 晃治
日本生活教育連盟(夏季全国研究集会東京集会・社会科分科会)
子どもの「問い」にこだわって 研究主題「子どもと共に社会科を学び、希望を育む」
松村 一成
社会科の初志をつらぬく会(第五八回全国研究集会)
研究主題「子どもから学び、子どもと生きる―そこからどう動くか―」
鎌田 和宏
歴史教育者協議会(第六七回宮城/東北大会)
被災地を見て、聞いて、考えた大会
桜井 千恵美
「持続可能な社会」と社会科の教材 (第2回)
水産資源の持続的な確保
北 俊夫
次期指導要領→欲しいテーマ・削りたいテーマ (第8回)
子どもの素朴な疑問に答えるテーマを
溝口 和宏
今月の教材―アクティブ・ラーニングに発展する工夫点 (第8回)
3年/工場の仕事―順番に並べ替えよう―
米山 尚伸
4年/郷土を開く その1
村上 浩一
5年/「町工場の力」のなぞを解け
松本 真一郎
6年/昭和時代 頭が働く
香川 稔
〜上質なネタと原因追究〜
中学地理/日本の第一次産業について今後の在り方を創造する
大津 圭介
中学歴史/金閣の謎に迫る
宮本 真人
〜歴史的事象の意味を話し合う協働的な学び〜
中学公民/株式に対する認識の変容を図る
内藤 圭太
〜自分の経営する会社は上場したい?〜
子どもが分かる社会科授業づくりの理論と方法―学習指導案の基礎・基本― (第2回)
社会科の授業づくりと目標記述
米田 豊
教科書にない“魅力の主張・コンセプト”紹介 (第8回)
大山典宏著『生活保護VS子どもの貧困』が授業づくりに問いかけること
河原 和之
やがて“作問名人の生徒”続出!中学授業の仕掛け テスト最強アイテムは“これ” (第8回)
中学社会 公民的分野の出題例 
南畑 好伸
〜課題の発見へ。導くのは7枚のカード〜生徒の作問から課題設定〜〜
あの日・あの時・そして今 私の社会科修業―自分史的・今昔物語 (第8回)
多様性の中で育まれてきた私の社会科修業
谷口 和也
実物入り=生徒からラブコール“社会科通信” 社会科大好き!中学教師の学力UP大作戦 (第8回)
「敵」の姿をはっきりとらえ、的確な受験指導を!
尾形 隆寛
社会科実践研究の“イノベーション” (第8回)
アクティブ・ラーニングと小学校社会科(2)
澤井 陽介
社会科研究最前線 わが教室の取り組み、ここに注目して (第37回)
【上越教育大学】「実践と理論」「内容と方法」の統合と国際発信
志村 喬
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第212回)
岐阜県の巻
須本 良夫
編集後記
社会科教育編集部
社会科見学&修学旅行に新風を!定番のリニューアル&新機軸の提案 (第8回)
古図・古地図と比較しよう!
土井 謙次

編集後記

○…社会科授業における「構想」と「実践」の関係。当然のことながら、「構想」は「実践」をふまえて考えられるべきものであり、一方「実践」は、事前の「構想」になるべく添った形でされることが理想となるかと思います。

しかし、実際の「構想」「実践」の関係は、そううまく行くことばかりではない、というのが現実ではないでしょうか。そうした現実の授業の試行錯誤のなかで、より「実践」を見通した「構想力」を上げていく、そして「構想」で練られた教授内容や伸ばしたい力をなるたけ実現させていく「実践力」をつける。それらを目標に、各先生方は、日々、授業を行われていることと思います。

授業「構想」に関わる用語のなかでは、「授業デザイン」という言葉があります。様々なとらえ方をされる用語ではありますが、「授業計画」といった言葉と比較すると、より広義な、またより多様な要素を取り込んだ言葉といえるでしょうか。文部科学省の澤井陽介先生は、「教師が演出する4つの授業デザイン」として、@「問い」のデザイン、A「教材化」のデザイン、B「協働的な学び」のデザイン、C「学習評価」のデザインの四つを挙げられています。

一方、それを具体的な形で落とし込む「実践力」については、授業の流れを作る力、発問や指示、板書、教材・教具の活用から評価、さらには、一瞬の対応力や子どもの意欲を向上させる力まで、多種多様な要素があります。

本号では、こうした「授業デザイン」の力、「授業実践力」の双方について、社会科特有の事例なども交えながら、それらの定義、そしてその磨き方・取り組み方についてご提案をいただきました。


/社会科教育編集部

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