社会科教育 2014年11月号
え、本当?!“歴史上のモノ・ヒト・コト”面白話

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社会科教育 2014年11月号え、本当?!“歴史上のモノ・ヒト・コト”面白話

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ジャンル:
社会
刊行:
2014年10月7日
対象:
小・中
仕様:
A5判 138頁
状態:
絶版
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目次

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特集 え、本当?!“歴史上のモノ・ヒト・コト”面白話
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」は本当?
愚者は体験を話し、賢者は経験を語る
原田 智仁
経験と実感に立脚させる
後藤 武士
人間形成にとっての意義
大友 秀明
超有名都市伝説?―あれって本当?
ディズニーが子どもの絵を著作権侵害で訴えた
永島 稔明
用意周到な信長の戦い方
寺本 潔
呪われた京の都を救った安倍晴明
水山 光春
生類憐みの令は悪法か
田口 広治
最近話題の歴史発見=面白ウラ話
インダス文明はインダス川の賜物に非ず
二井 正浩
この夏の新たな「発見・証言」情報2つ
宮薗 衛
教科書にない歴史面白ウラ話
“歴史のとらえ方”にかかわる面白ウラ話
岡明 秀忠
“古代までの日本”にかかわる面白ウラ話
加藤 大揮
“中世の日本”にかかわる面白ウラ話
多賀 譲治
“近世の日本”にかかわる面白ウラ話
深草 正博
“近代の日本と世界”にかかわる面白ウラ話
石川 照子
“現代の日本と世界”にかかわる面白ウラ話
大滝 修
え、本当?子どもが調べ魔になる歴史面白ウラ話
縄文人はグルメだった―って本当?
坂井 邦晃
卑弥呼はシャーマンだった―って本当?
渡辺 敏
“日本人のルーツ”ってどこまでわかっているの?
風林 裕太
“神話伝承”の信憑性、どこまで担保されているの?
佐藤 民男
大名行列でも土下座しない方が普通だった?
長谷 博文
“倭寇・和寇”の実像はどこまでわかっているの?
新福 悦郎
和食の起源ってどこまで辿れるの?
宮崎 正勝
なぜ“富士山”が日本中にあるの?
勝又 明幸
世界の大金持ちと“江戸の豪商”を比べると?
栗原 久
日本の銀生産が世界経済に及ぼした影響って?
猪瀬 武則
日本軍人の名称ビール―何故つくられた?
本宮 武憲
富岡製糸場の工女、武士の娘だった理由
岩切 洋一
私が気になってる“歴史伝説”面白検証話
大和朝廷はどこにあったのか―諸説の検証
川上 勇人
聖徳太子って実在したのか―諸説の検証
上野 一幸
元寇・蒙古軍が消えた理由―諸説の検証
染谷 幸二
長篠の戦いの勝敗原因―諸説の検証
米山 尚伸
千利休の死をめぐって―諸説の検証
安達 弘
参勤交代は諸藩の大見得を戒めるための制度?―諸説の検証
桐谷 正信
黒船来航時の幕府の対応―諸説の検証
石坂 陽
県名と県庁所在地名が違う県の存在―諸説の検証
青木 勝隆
歴史上の“モノ・ヒト・コト”にかかわる面白ウラ話
資源エネルギーにかかわる面白ウラ話
疋田 晴敬
貨幣にかかわる面白ウラ話
濱地 秀行
農作物にかかわる面白ウラ話
田中 浩之
祭りにかかわる面白ウラ話
千明 勉
通信にかかわる面白ウラ話
井田 仁康
交通にかかわる面白ウラ話
佐藤 浩樹
税制にかかわる面白ウラ話
真島 聖子
裁判にかかわる面白ウラ話
野坂 佳生
選挙にかかわる面白ウラ話
松本 正生
遷都にかかわる面白ウラ話
廣野 毅
トイレにかかわる面白ウラ話
藤本 浩行
戦争にかかわる面白ウラ話
福田 弥彦
日本の世界遺産―モノ・ヒト・コトで語る面白ウラ話 産業遺産・近代化遺産・負の遺産を中心に
北海道の世界遺産―モノ・ヒト・コトで語る面白ウラ話
吉田 正生
東北の世界遺産―モノ・ヒト・コトで語る面白ウラ話
青柳 滋
関東の世界遺産―モノ・ヒト・コトで語る面白ウラ話
藤原 隆範
中部の世界遺産―モノ・ヒト・コトで語る面白ウラ話
土井 謙次
近畿の世界遺産―モノ・ヒト・コトで語る面白ウラ話
北尾 悟
中国の世界遺産―モノ・ヒト・コトで語る面白ウラ話
中丸 敏至
四国の世界遺産―モノ・ヒト・コトで語る面白ウラ話
山内 秀則
九州・沖縄の世界遺産―モノ・ヒト・コトで語る面白ウラ話
石丸 哲史
日本の文化財―モノ・ヒト・コトで語る面白ウラ話
代表的神社仏閣―モノ・ヒト・コトで語る面白ウラ話
瀬戸 勝
霊場・参詣道―モノ・ヒト・コトで語る面白ウラ話
井川 和道
古墳・墓―モノ・ヒト・コトで語る面白ウラ話
乾 正学
日本の建築物―モノ・ヒト・コトで語る面白ウラ話
城郭―モノ・ヒト・コトで語る面白ウラ話
吉田 高志
近代の建築物―モノ・ヒト・コトで語る面白ウラ話
川原 雅樹
日本の絵画作品―モノ・ヒト・コトで語る面白ウラ話
酒井 臣吾
小特集 2014夏季集会で何が話し合われたか
日本公民教育学会(第25回大会)
「グローバル人材」の育成と公民教育
橋本 康弘
全国民主主義教育研究会全国大会(第45回福島大会)
主権者を育てる民主主義教育を確立しよう
山崎 裕康
全国歴史教育研究協議会(第55回大阪大会)
「連携―新たな歴史教育の模索」
三好 喜輝
全国中学校地理教育研究会(第55回全国研究大会)
新しい社会科地理教育の指導の在り方
中林 洋
地理教育研究会(第53回廣島・ヒロシマ・広島大会)
地域を学び、新学習指導要領を考えた
内藤 芳宏
歴史教育者協議会(第66回全国大会)
地域に根ざし、平和をきずく歴史教育
丸浜 昭
社会科教育研究センター(第44回社会科・生活科・総合全国教育研究大会)
子どもと共に探究する教師
坂本 晃治
全国地理教育研究会(第59回大会)
今改めて、地理の基礎・基本を問う
島田 功一郎
全国公民科・社会科教育研究会(平成26年度全国研究大会(福岡大会))
持続可能な社会をつくるための公民科・社会科教育
篠田 健一郎
日本生活教育連盟(夏季全国研究集会・社会科分科会)
子どもの「問い」にこだわって研究主題「子どもと共に社会を学び、希望を育む」
金森 俊朗
社会科の初志をつらぬく会(第57回全国研究集会)
研究主題「子どもから学び、子どもとともに生きる―子どもをどうとらえるか―」
鎌田 和宏
気になる“このテーマ”社会科教師の写真館 (第8回)
まちをESDの視点で見てみると!
伊藤 裕康
私の社会科見学―マルチ情報 (第8回)
1×2×3=6次産業で、日本の未来を探る
河田 祥司
“このデータ”を解体新書 (第8回)
都市圏(生活圏域)の縮小
宮崎 正康
世界のパワーマップ→テーマ別分布図 (第8回)
ノーベル賞6部門を割合にすると見えてくる 日本は「物理学・化学が得意な国」
谷 和樹島村 雄次郎
今月の教材―楽しい授業づくりのヒント (第8回)
3年/農家の生産活動における「工夫」と「苦労」は、表裏一体のもの
服部 太
4年/作品づくりの四要素―年表・地図;人物・見出し―
根本 徹
5年/「日本の自動車の生産台数と輸出台数の変化」のグラフを読み取るポイント
柳沼 孝一
6年/東京オリンピックのアナウンス原稿づくり
宮ア 貴寛
中学地理/写真ニュースを使った日本地理の学習
北尾 悟
中学歴史/なぜ、黄金の国ジパングという噂が、生まれたのか―モンゴルの襲来と日本―
善財 利治
中学公民/平成版 JAPAN AS No.1?
森口 洋一
超有名・有田ネタ→“あの話の続き”を授業構想 (第2回)
その二 ゴミの学習
向山 行雄
小野美穂みたいな子どもを育てたい
井上 伸一
入口は「建前」出口は「本質」の授業論 (第8回)
「常識挑戦型」授業の紹介(1)
片上 宗二
〜開国とは「徳川丸」を「日本丸」にかえることだ!〜
この単元の構造図―こうなる (第8回)
6年「オリンピックの開催」の新しい構造
北 俊夫
社会科主任の仕事術―ポイントは“ここ” (第8回)
学び成長できる社会科教師集団に
祐野 俊樹
〜日常の授業を通して学び高め合う社会科教師〜
【コメント】一人ひとりの子どものために
佐古田 英樹
中学社会 定期テスト作問の鉄則と実例 (第8回)
公民的分野「経済単元の問題」の出題例
黒木 俊治
〜知識の活用を見取るテスト問題(消費と経済、企業の活動、市場経済)〜
社会科実践研究のここにハイライト (第8回)
(小学校)あらためて重視されている話合いの指導(2)
澤井 陽介
(中学校)効果的・効率的な評価
中尾 敏朗
〜妥当性の高い評価を学校全体で計画的に〜
社会科研究最前線 わが教室の取り組み、ここに注目して (第25回)
【鳥取大学】グローカルな視点から持続可能な社会を考える
高橋 健司
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第200回)
山梨県の巻
服部 一秀
編集後記
樋口 雅子
中学地理=動態地誌を図解化→中学社会で行う板書図解化のワザ (第2回)
日本の諸地域 九州地方2
兼間 昌智
〜環境問題と環境保全・シラス台地を例に〜

編集後記

○…選挙権が18歳に引き下げられる―以前から賛否両論あったようですが、ここに来て、実現性を帯びてきたようです。

もちろん?個人的には、選挙権というと、〈女性参政権の賦与の時期〉に関心が偏っていたかとは思いますが、それはさておき、ここにきてこの問題の来し方行く末についての興味深い論文があれこれ発表されております。

例えば、東京大学の宇野重規教授は、

・投票率の低下が問題になるが、先進国の多くは低下し続けているので、その責任は特定の国の政治家や有権者のみに求めるのは無理がある。

・今やボーダレスに生きなければならないのに、選挙にはボーダーがつきまとっている。

・投票という仕組みも万能ではない。超大国アメリカの判断は世界に影響を与えるがその決定に参加できるのはアメリカの有権者だけである。

・今や当たり前と思われている秘密投票も、日本に入ったのは、1902年。第7回以降である。

・過去に遡れば、明治の第1回衆議院選挙は、警官が見ている前で、住所・氏名を書かなければならなかった。

・有権者の資格もいわゆる納税額による制限選挙から、普通選挙法(25歳以上の成年男子)になったのが、1925年。→意外と遅かった。

ところで、今後の選挙にはどういう提案があるのかというと、昨年出版された、鈴木健「なめらかな社会とその敵―PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論」では、人間とは一貫した思想と人格をもったものなのか?と投げかけ、民主主義もこのような千々に乱れる?個人の多様な意思を柔軟に反映すべきではないのか、とした上で、例えば、自分の矛盾した意見を0・6票と0・4票に分けて投じてもよい―というような提案もありました。

選挙制度ひとつとっても、さまざまな角度からのアプローチがあるわけです。

本号はそんなあれこれを「知は力なり」という精神を鍛えるために、また教室での討論のネタとしても、多様な視点での問題提起をいただきました。

〈樋口 雅子〉

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