社会科教育 2012年11月号
社会科資料集―学習を深める面白活用43

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社会科教育 2012年11月号社会科資料集―学習を深める面白活用43

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ジャンル:
社会
刊行:
2012年10月9日
対象:
小・中
仕様:
A5判 138頁
状態:
絶版
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目次

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特集 社会科資料集―学習を深める面白活用43
子どもが社会科資料集を開く時―わがクラスの使い方
予習・調べ学習・まとめにフル活用
石井 研也
話し合い学習のツール資料集
新地 比呂志
資料集のみで授業を組み立てる
戸ア 恵
この社会科資料集=特色を生かした活用ポイント
社会科副読本=特色を生かした活用ポイント
深川 正雄
児童用社会科事典=特色を生かした活用ポイント
奥田 修一郎
百科事典=特色を生かした活用ポイント
鈴木 康一
地図帳=特色を生かした活用ポイント
藤原 正治
歴史年表=特色を生かした活用ポイント
藤田 守
社会科作業ワーク=特色を生かした活用ポイント
田渕 仁
マンガ=特色を生かした活用ポイント
澤田 英一
国語辞典=特色を生かした活用ポイント
根本 直樹
ネット情報=特色を生かした活用ポイント
佐藤 靖泰
授業と社会科資料集のつなぎ方―工夫点はここだ!
学習問題づくりとのつなぎ方―工夫点はここだ
佐藤 章浩
重要用語とのつなぎ方―工夫点はここだ
宮ア 貴寛
はてな?探しとのつなぎ方―工夫点はここだ
山下 文廣
はてな?解決のためのつなぎ方―工夫点はここだ
西澤 剛
単元のまとめ時のつなぎ方―工夫点はここだ
本宮 武憲
遊び感覚を入れる―工夫点はここだ
飛田 政彦
学習モデルとしての社会科資料集*活用ヒント
作業学習モデルとしての活用ヒント
中本 和彦
見学学習モデルとしての活用ヒント
甲本 卓司
グラフの見方・考え方モデルとしての活用ヒント
金子 明弘
写真の見方・考え方モデルとしての活用ヒント
石田 勝紀
分布図の見方・考え方モデルとしての活用ヒント
三島 雅子
研究レポートづくりモデルとしての活用ヒント
小田 哲也
ガイドブックづくりモデルとしての活用ヒント
井上 昌善
ここで社会科資料集が登場!効果的なコラボのワザ 3学期・学年まとめとの関連を考えるヒント
3年単元「こんなまちにしたい〜鯖江のまちづくり〜」社会科資料集とコラボする授業
上木 信弘
4年単元「わたしたちの県〜特色ある地域と人々のくらし〜」社会科資料集とコラボする授業
桐山 真美
5年単元「わたしたちの生活と環境」社会科資料集とコラボする授業
吉川 誠仁
6年単元「私たちの暮らしと政治」・「日本とつながりの深い国々」社会科資料集とコラボする授業
佐藤 仁
中学地理「日本の領域の特色と領土問題」社会科資料集とコラボする授業
野澤 敬之
中学歴史「中世の日本」社会科資料集とコラボする授業
黒木 俊治
中学公民「私たちと国際社会の諸課題」社会科資料集とコラボする授業
平田 博嗣
社会科資料集の活用―陥りがちな問題点と対応策
コピペ発表になりがち―私の対応策
井上 伸一
同じような意見になりがち―私の対応策
藤島 俊幸
答え合わせの学習になりがち―私の対応策
木村 洋平
難用語が未消化になりがち―私の対応策
山内 敏男
調べて考える場面が減りがち―私の対応策
吉崎 朗
身近教材とつなげにくい―私の対応策
中澤 健一
社会科資料集の活用をめぐるQAコーナー
未使用ページを出さないウラ技
野中 伸二
教科書と関連付けるウラ技
勝又 明幸
ニュースや事件と関連付けるウラ技
羽 美緒
発表学習と関連付けるウラ技
北村 善重
評価と関連付けるウラ技
坂井 誠亮
小特集 夏季集会で何が討議されたか
日本公民教育学会
震災後の社会と公民教育
谷 和樹
全国地理教育研究会 第57回大会
新学習指導要領の展開と地理教育の役割としての防災を考える
島田 功一郎
全国中学校地理教育研究会(第53回全国研究大会)
思考力、判断力、表現力を育む地理の指導
硲 茂樹
全国民主主義教育研究会(第43回全国大会)
研究主題:学校・家庭・地域から、主権者を育てる民主主義教育を確立しよう
杉浦 正和
全国歴史教育研究協議会(第53回研究大会・東京大会)
新たな歴史教育の視点を求めて―「社会科」科目間相互の関連と情報・資料の活用を考える
中根 利和
社会科教育研究センター(第42回社会科・生活科・総合全国研究大会)
子どもと共に探究する教師
坂本 晃治
歴史教育者協議会(第64回全国大会)
地域に根ざす―大震災・原発・地域再生を見据えて
丸浜 昭
全国公民科・社会科教育研究会
今日的な課題である「持続可能な社会」の形成者として、将来、参画する高校生に対し、公民科教育として、形成者に必要な資質とは何か、また、その資質をどのように育成すべきかなどについて協議した。
高橋 勝也
日本生活教育連盟(夏季全国研究集会・社会科分科会)
研究主題「子どもと共に社会を学び、希望を育む」
金森 俊朗
地理教育研究会(第51回山形・川西町大会)
「学びがいのある地理」の実践を目標に掲げた第51回山形・川西町大会
谷川 尚哉
社会科の初志をつらぬく会(別称:個を育てる教師の集い)
子どもが見えているか 子ども理解と教師のあり方
水田 辰男
私の写真館―教材化出来るアングル・発見点のフォーカス術 (第20回)
多文化への配慮と異文化の背景をとらえよう
永田 成文
私の板書と子どものノート (第8回)
黒板は思考の集積所! 板書支持率 子ども>教師
河田 祥司
日本列島の基礎基本 (第8回)
北海道地方の指導ポイント
後藤 武士
北海道地方の地形/北海道地方の農林漁業/北海道地方の交通と工業
後藤 武士
日本の何故だ?謎解きハンター (第2回)
日本のタテ社会は「太陽」と「北極星」が支えた
宮崎 正勝
“網野史観”を歴史授業に生かすポイント (第2回)
桃太郎から「一寸法師」の授業へ
有田 和正
社会科教師ならどう答える? 追求すると社会が見えてくる“難問” (第2回)
流通編
岩田 一彦
ICT地理プレミアム授業―日本にいつ上陸するか (第2回)
アメリカ合衆国の最新ICT地理プレミアム授業
田部 俊充
〜アメリカ合衆国の取り組みに学ぶ〜
地域を歩くと見える“社会の窓”―達人が目をつけるのは“ここだ” (第2回)
今のメガネ、昔のメガネでフィールドワーク
次山 信男
ここに“こんな道が!”……今のメガネ・昔のメガネで
次山 信男
〜見えてくる“昔の参詣道”〜
社会科実践研究の最前線&レア情報 (第8回)
校内研究で社会科の授業づくりに取り組む(2)
澤井 陽介
〜国語科との関連を意識して言語活動の充実を図る〜
社会科研究最前線 わが教室の取り組み、ここに注目して (第1回)
【東北大学 谷口研究室】学問分野と国境を超えた社会科研究の挑戦
谷口 和也
子どもに語る 人類の大発明? “お金”の値打ち (第2回)
もしも、お金がこわいものなら…
濱地 秀行
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第176回)
鹿児島県の巻
溝口 和宏
編集後記
樋口 雅子
日本と世界の背比べ・肩並べ 対比で見える“ニュース国”=クイズ (第2回)
イラク/世界有数の原油産出国イラクと日本との知られざる関係
谷 和樹

編集後記

○…「それは、○○ヤードです」と発表した友人が、メートルに換算すると?と突っ込まれ、立ち往生した、世界史の授業の思い出があります。

その先生は、参考書のまる写しと思われる発表には必ず突っ込みを入れていました。

ちょっぴり自慢を入れさせていただくと、“生きた財産とは”と聞かれ、牛だ、羊だと当たり前すぎる答えをしていた友人をしり目に?“それは奴隷です”と答えて大いに褒められてから、世界史の先生を尊敬するようになったという―思い出があります。

こんな些細なことを、未だに、覚えているのですから、その先生の授業は印象深いものだったのでしょう。

今から考えると、その世界史の先生は、

「調べてくるようにという課題を、〈資料集を写すことだと思っている学習文化を壊す〉と明確に意識されていた」

のだと思います。昔・昔の思い出話で恐縮でした。

ところで、今回の企画をするにあたり、あれこれ先生方のご発言を収集していたところ、「資料集で調べなさい」という発言は禁句―という意見があり、その理由が、簡単に分かってしまうからということでしたが、まさにその理由から、「資料集はすごい」を体感させて、しっかり活用するようにさせるべきだというご意見もありました。

また、どういう資料集を採用したいかというQに対して、例えば、「信長の時代、キリスト教が普及した」という教科書の記述に対して、「キリスト教を保護したから」としか書いていない資料集は×、「寺院勢力を抑えるため」と書いてあれば○、というように、あるテーマに対する評価基準を明確にして採用しているという方もありました。

いずれにしても、資料集をどこでどう活用すればより面白い授業になるのか―ここが一番、気になるところといえるようです。

本号は、これら資料集にかかわるノウハウを、あれこれの場における活用例を交えて、ご紹介いただきました。

〈樋口 雅子〉

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