社会科教育 2010年7月号
“ノート”が激変・進化する授業10か条

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社会科教育 2010年7月号“ノート”が激変・進化する授業10か条

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ジャンル:
社会
刊行:
2010年6月7日
対象:
小・中
仕様:
A5判 138頁
状態:
絶版
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目次

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特集 “ノート”が激変・進化する授業10か条
今、ノートのどこが注目されているのか
見開き1ページが1回の授業!
藤本 将英
「思考・判断・表現」が見えるノート
小原 友行
お手軽・簡単がウケてます
中本 和彦
ノートでつくる社会科学力:注目点はここだ!
脳科学による記憶力強化ノートの書き方
河田 孝文
思考法による思考力強化ノートの書き方
佐久間 誠
発想法による発想力強化ノートの書き方
關 浩和
討論による集合知強化ノートの書き方
江口 儀彦
激変・進化を遂げた“あの子のノート”=実物紹介
板書記録ノートから思考の足跡ノートへ
和田 倫寛
「ノートまとめ」・「見やすいノート」・「集合知のノート」の3点セットで指導する!
立石 佳史
メモと整理を分け、思考過程が見えるノートづくり
柳沼 孝一
ノート指導=基礎基本事項とツール・小道具
竹中 廣司
新指導要領「言語力」強調とノート指導
片上 宗二
新指導要録の観点「表現」とノート指導
安野 功
小学校“知識を見える化”する授業とノート指導
地理的内容の見える化とノート指導
池野 範男
歴史的内容の見える化とノート指導
香川 稔
公民的内容の見える化とノート指導
森川 正樹
中学校“知識を見える化”する授業とノート指導
地理的内容の見える化とノート指導
石丸 哲史
歴史的内容の見える化とノート指導
橋 壮臣
公民的内容の見える化とノート指導
峯 明秀
“思考を見える化”する授業とノート指導
調べ学習時=ノートの書き方指導
小西 寛
見学・体験時=ノートの書き方指導
小西 友康
討論中のメモ=ノートの書き方指導
柴田 康弘
キーワード探し=ノートの書き方指導
秋田 真
質疑応答のステップ=ノートの書き方指導
浅野 光俊
思考のまとめ=ノートの書き方指導
大貝 浩蔵
“遊び心”を入れたノートの書き方指導
イラストを入れたノートの書き方指導
塩谷 直大
吹き出しを入れたノートの書き方指導
小田原 誠一
キャラを入れたノートの書き方指導
大前 宣徳
図解の技法を入れたノートの書き方指導
沼田 能昌
余白を活用するノートの書き方指導
林 健広
“あの人”のノート指導をロケハンする!
有田式ノート→思考の作戦基地の意味
小松 眞
向山式ノート指導は活用するノート
師尾 喜代子
河田式討論と“まとめノート”の極意
椿原 正和
機能・場面に応じたノートの使い方指導
@討論とノート A黒板とノート B板書とノート Cノート評価の観点
豊嶌 啓司
小特集 2010年夏〜秋の研究集会テーマ一覧
知られざる?日本の伝統文化―全国に誇れる“わが県の文物・宝物” (第4回)
失われる文化、受け継がれる伝統
加藤 章今野 日出晴
新指導要領と活用できる社会科5枚の写真 (第4回)
自然災害に日常から備えて、安全を
木村 俊夫
“政権交代の仕組み”をどう教えるか (第4回)
民主主義の本質と公共的利益
貝塚 茂樹
分類とは何か―枠組みのための思考学 (第4回)
「確定する作業」から「構造図」へ
許 鍾萬
〜「定義」・「数」・「原理」の確定で研究をすすめる〜
“世界システム”で歴史を考える〜一体化論が提起しているもの〜 (第4回)
アメリカから覇権(ヘゲモニー)の衰退を考える(後編)
田中 ひかる
社会科 新教材のチャームポイント (第4回)
小学校/自然災害の防止〜「水害」〜にかかわる新教材の着眼点
安野 功
中学校/〈地理編〉動態地誌的学習における教材構成論
山口 幸男
小学校 すぐ使えるプリントページ“調べ・考える学習”ワーク (第4回)
図式化で、調べっぱなしからの脱却を図る(2)
河田 祥司
中学校 すぐ使えるプリントページ“基礎基本定着”のミニチェック (第4回)
歴史『弥生時代 銅鐸の授業』
染谷 幸二
今月の授業 (第4回)
「今、これだけは」思考力をはぐくむ7月の授業
山内 秀則
〜「食卓から海へ」水産業の学習A〜
人と本でプレビュー アーカイブ“社会科60年”を覗く (第4回)
有田和正・向山洋一「社会科立ちあい授業―全記録と討論の報告―」『授業研究』283、明治図書、一九八五年
釜本 健司
澤井陽介と共に社会科のミッションを考える (第4回)
社会的な思考・判断の“源泉”とは何か
澤井 陽介坂田 大輔
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第148回)
沖縄県の巻
大城 正和
編集後記
樋口 雅子
歴史HEROESの相関マップ―事件と人物を構造化する― (第4回)
源頼朝
河田 孝文奥田 嚴文
〜武家政権の礎、奇跡の「鎌倉幕府」を成立させた。人物キーワード:天が与えた「三つの奇跡」〜

編集後記

◯…本号で、ノートを取り上げた理由は四つあります。

第一には、・「東大生ノート」が注目された。・コクヨのドット入りノートが市場を席捲した。・高校生に、プリント類がはみださないよう、やや大判のノートが歓迎されている。というようなことがニュースになるほど、ノートが注目を集めています。

勿論、この特集では、そういう、いわば、ノートのハード面だけでなく、中味にかかわるソフト面を中心に企画したのですが、いずれにしても、PC全盛時代に手書きするノートが注目を集めているのも、不思議な気もしないでもありません。

第二には、優れたノートといえば、調べたことを記しながら自分の意見を書く(調べたことを左ページに書き、右ページには自分の意見を書く―ということも流行ったように記憶していますが)というイメージが強かったように思います。しかし?今は、教室での討論をするためにもノートを活用する―ということが、加味する流れもあるようで、新しい機能が加わった?ようにも思えます。

第三には、新指導要領も「言語力」が強調されました。それに伴って?でしょうか、新指導要録も「表現」がクローズアップされています。当然、ノート指導とは切り離せない問題ではないかと思え、ぜひ解明してみたいと思いました。

第四には、6月に開催予定の「社会科フォーラム」のメインテーマ「知識の見える化」(福岡教育大・石丸教授の提言による)にかかわって、こうすることで、授業をイメージしやすくする、抽象的な中味を具体化するということは、具体的には言語力と深くかかわってくる、したがってノート指導とも関連が深いのではないか。

というような問題意識から企画を構想しました。

<樋口雅子>

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