- 特集 ヤングと対話“社会科って何?”50問100答
- 社会科の世論調査=わが学級のランキング
- グラフに魚が泳いでいるか
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- 見学と話し合いが人気の源
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- 最下位からのスタート
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- 小学校・社会科の目標=ヤングと対話
- “愛国心と平和”って何?
- ヤングのQに答える 国を愛するとは、親が子を愛するのと同様、自然な感情である
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- 愛国心と平和の両立を教えるところに、社会科の存在意義がある
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- “民主的国家・社会”って何?
- 私たちの願いが実現しなくても
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- 私たちが“民主的”にするために
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- “公民的資質”って何?
- 公民って誰? 資質って何? 社会科ではどこまで?
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- 日本をよりよくするために努力しよう
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- 小学校・3・4年の指導=ヤングと対話
- “消費生活”って何?
- 売る側を通して買う側が見える
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- 教材化する際の留意点は
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- “地域社会に対する誇りと愛情”って何?
- よりよい地域社会の形成に
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- 地域学習の本質を究めよう
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- “国旗を尊重する態度”って何?
- 海で生まれた国旗 日の丸
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- 情緒的なものを 敢えて ネタで揺さぶる
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- 小学校・5年の指導=ヤングと対話子どもをゆさぶる“教材・教具・モノ”便覧
- “国土に対する愛情”って何?
- 「郷土愛」から「国土愛」へ「愛国心」との関係は?
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- 国土に生きる人間に対する愛情を育てる
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- “社会の情報化”って何?
- 情報解釈としての文脈や状況
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- 情報があふれる時代だからこそ「批判的に読む力」をつけよう
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- “近隣諸国との関係”って何?
- 多くの若い人が、日本の将来に希望や展望がもてるように
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- 対話づくり重視の国境学習を―住民の願い・海洋資源を柱に―
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- “国土の保全”って何?
- そもそも、保全と保護ってどう違うの?
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- つまり、森林の保護?でいいの?
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- “価格や費用”って何?
- できるだけシンプルなモデルで考えてみよう
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- 「職業としての農業」と「趣味の園芸」は違う
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- “放送と新聞と国民生活”って何?
- 国民の「知る権利」の担い手であることを押さえる
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- 放送と新聞「マスコミ」は第四の権力 世論形成に大きな役割を果たす
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- “公共サービス”って何?
- 情報の受信や発信のあり方を考えさせる
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- 公共サービスを考える―与えられる公共サービスは限界に近づきつつあります―
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- 小学校・6年の指導=ヤングと対話
- “歴史や伝統の尊重”って何?
- 「執着」ではない真の「尊重」を
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- 歴史や伝統への正しい知識と認識をもつ
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- “日常生活における政治の働き”って何?
- 子どもたちが実感できる『日常生活における政治の働き』をとりあげよう
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- 不満なき時代、脱イデオロギーの時代における政治意識
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- “国際社会における我が国の役割”って何?
- これまで我が国が国際社会で果たしてきたことを知る。そして、これから果たすべき役割を理解する
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- 答えは、自分の身の回りにもある
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- “歴史を学ぶ意味”って何?
- 「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」
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- 「現在ここにいる」わたしが「過去に」学び「未来を」生きる
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- “国の形成に関する考え方”って何?
- 物語としての「国産み神話」
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- 国の形成と発展を概観して語ろう
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- “日本風文化”って何?
- 過去の「伝統と文化」ではなく現代の「伝統と文化」の関与を
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- 「日本風文化」というのはなぜ?
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- “国民主権”って何?
- 「国民主権」は「日本国憲法」の核心
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- 「国民主権」は憲法前文という本物から学ぼう!―ヤングに共感しつつ先輩面して―
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- “国際連合”って何?
- セカンドチャンスはラストチャンス―国際連合―
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- 夢を現実にするために
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- “神話・伝承”って何?
- どんな神話をどのように扱えばいいですか?
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- 終着点は、歴史学的カラーか それとも政治学的カラーか
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- “天皇の理解と敬愛の念”って何?
- 日本の歴史の原点に、天皇・皇室制度あり
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- 身近な事例から天皇と社会との接点をつくる
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- “国旗・国歌の尊重”って何?
- 国内(過去・現在・未来)を踏まえ、国際社会の中で生きる意義を考えて
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- 尊重するのは当然、しかし過去を忘れてはならない
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- 中学校・社会科の目標=ヤングと対話
- “多面的・多角的考察”って何?
- 「多面的に考察する」と「多角的に考察する」を分けて考えよう!
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- 言語による理解に支えられた「想像力」
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- “国土と歴史に対する理解と愛情”って何?
- 教育研究の先達に学ぶ―及川平治の動的教育論を中心に―
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- 個々人が生まれた国を大切にするという素朴な心情を原点に
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- “国際社会に生きる国家・社会の形成者”って何?
- 誰が国家・社会を形成するの? 何を通して国際社会に関わるの?
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- 「参加」と「意思決定」の視点
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- “公民的資質”って何?
- 制度か思想か?
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- 「公民」としてこれから必要になる資質とは何か
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- 中学校・地理の指導=ヤングと対話
- “日本の自然環境の特色を大観”って何?
- 学習のねらいと見通しを明確に
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- 白地図を重ねて自然環境の関連をともに考え学び合う
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- “日本の人口の特色を大観”って何?
- 大観の中にも重点が必要
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- 「習得」した知識を「活用」し、「探究」させる授業づくりを!
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- “日本の産業の特色を大観”って何?
- 「産業構造」の視点に基づく教材研究の重要性
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- 探究的な諸地域の学習につながるような、習得―活用型の学習を意識して
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- “日本と世界・日本各地の結びつき”って何?
- 実感、変化を読み解く発問の工夫を!
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- 日本も世界の一部です
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- “持続可能な社会の構築”って何?
- 誰にとっての持続可能?―対立と公正の観点から考える
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- ESDとは何か
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- 中学校・歴史の指導=ヤングと対話
- “わが国の歴史と伝統”って何?
- 現代に息づいている歴史や伝統から入る中学校歴史の指導
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- 天皇と天皇制
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- “国際協調の精神”って何?
- 問題を整理してみよう 歴史事象の認識か公民的資質の育成か
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- 若い先生と勉強しよう!
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- “歴史的事象の公正な判断”って何?
- 「公正に判断する能力」を培う授業づくりの手立てこそ考えよう
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- 多面的・多角的・経過的に見る
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- 中学校・公民の指導=ヤングと対話
- “公民としての基礎的教養”って何?
- 「公」に対峙する位相
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- ◎新聞やニュースの内容がわかるようになること。◎一人の有権者として、社会的な見方や考え方ができること。
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- “わが国の歴史と伝統”って何?
- 平等と自由の伝統を大切に
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- 年中行事や冠婚葬祭、大切にしているのはヤング、それともベテラン?
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- “個人と社会とのかかわり”って何?
- 「あなたは社会のなかでどのような存在なのか」という問いの誘発体
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- 「沈めてよいか、第五福竜丸」で考える個人と社会のかかわり
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- “自国を愛し平和と繁栄を図る”って何?
- アクティブに平和を創ること
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- 国家よりもクラスの生徒への愛を
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- “現代社会をとらえる見方・考え方”って何?
- 世界大恐慌をとらえる見方・考え方
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- よりよき社会をめざす「市民」の育成を
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- “個人の尊厳と平等・契約の重要性”って何?
- みんなに配慮し、みんなが納得して作った決まりは守らねばならない
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- 消費者保護VS契約の自己責任
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- “市場の働きと経済”って何?
- 構造改革と市場のはたらき
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- 需要と供給で世界を見る
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- “国民生活と政府の役割”って何?
- 詳しく説明しようとすると、かえってわかりにくくなってしまいますが…
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- 少子高齢社会と財政 未来予測から価値判断へ
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- “人間の尊重と憲法”って何?
- 「人間の尊重と憲法」に関する授業づくりに求められる視点
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- アメリカ憲法と比較してみる
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- “民主政治と政治参加”って何?
- “ヤング”は学習内容の「構造化」を
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- 選挙が終わると再選めざして次の選挙が始まる。選挙と選挙の間にこそ国民の政治参加のチャンスが眠る
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- “裁判員制度導入の意味”って何?
- 教材として裁判員制度を捉える
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- 市民に“開かれた”裁判
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- 社会に関する根本問題=ヤングと対話
- “社会科”って何?
- 問うことの意義
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- “社会”って何?
- ミクロとマクロ、変化と恒常の重なりを見切る選択肢への視座を
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- “イデオロギー”って何?
- 自己、及びあらゆる認識・事象のイデオロギー性に敏感になろう
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- こうしてつくる近代化遺産の教材開発
- 水運交通の重要施設「閘門」の近代化遺産
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- おもしろ社会科研究:雑記帳
- 地域経済を支えた「産業遺産」
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- わが教室の壁面利用&社会科準備室
- 毎日少しずつ変わる壁面とミニ博物館資料
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- 社会科版 免許更新ニュース
- 大阪府/これまで培ってきた自分の有り様を振り返り、講習後の10年を元気に過ごす
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- 新装!社会科副読本の編集コンセプト―新教材の開発とページづくりのヒント
- 「節水」を指導する紙面構成
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- 領土問題・世界史の中で考える
- 西欧諸国の領土問題と国民意識
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- “この歴史用語”―誕生秘話と生育史の謎を解く
- 「野麦峠」から見えてくる日本の近代、途上国の工業化
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- 〜バイクで走破・実見した野麦峠にて〜
- 小学校 社会科移行期の研究スキル
- 実践!『地域の文化財や年中行事を受け継ぐ』A
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- 〜新内容の授業モデル〜
- 中学校 社会科移行期の研究スキル
- 言語活動の充実を図る教材開発スキル@
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- 授業参観・私のドッキリ日記
- 「頭脳地図」? ―何にでも効く薬はありません
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- 私の乱読日記
- 8月
- 英国教育改革から日本は何を学ぶべきか
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- 半藤一利著『幕末史』新潮社 平成二〇年一二月刊
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第137回)
- 福井県の巻
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- 編集後記
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- 旧国名で社会科をゲットせよ
- 「天神様」からのプレゼント
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編集後記
◯…「小学校の時、友達の家に行ってグループ研究で調べなけりゃいけないから作戦会議をやった。その時、紅茶とケーキが出てきた。僕は、ショートケーキなんて見るのも初めて。あの時代でもケーキを出せるような所があった。
グループ研究が非常に重要な契機だった。そこで作戦会議をして、大きなテーマを与えてお前は何々を調べてこい≠ンたいな、そんなものだった」
ノーベル賞受賞された、益川敏英先生がノーベル賞受賞の軌跡を語る―ということで日本記者クラブで講演された内容からの引用です。
これを読んで、どういうところに今昔の違いや、今でも復活させたい中味≠感ずるかは、やはり、年代や経験の厚みによって大きく変わるのではないか?と思います。
20代ヤング世代なら、まずは、ショートケーキが初めて?に、びっくりするでしょう。
30代の中堅世代なら、それプラス、グループ研究が重要な契機?と言うあたりではないかと思います。
その上の世代なら、作戦会議をした―なるほど、昔はかなり、子どもに学習の主導権を与えていたのだな?というあたりで、今と対比して授業のやり方を再検討する?とかがあるかも知れません。
この益川先生の話ひとつとっても、世代や経験の有無で受け取る方向や中味が大きく違ってくるのではないかと思い引用しました。
ところで今、全教師の60%が経験5年未満だといわれます。そのヤング層がどういう考えや感覚で教材づくり・授業づくりをしているか―そこを、先輩としてどう捕らえて対話していくか―今後の学校教育の質にかかわる大問題ではないかと思われます。
そこで、お願いしたテーマについて、お知り合いの若手に取材するような形、あるいは相手からの回答に応える形で原稿をまとめていただきました。
〈樋口雅子〉
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- 明治図書