社会科教育 2008年10月号
新要領に登板“用語・言葉”の分析と解釈

C593

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社会科教育 2008年10月号新要領に登板“用語・言葉”の分析と解釈

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ジャンル:
社会
刊行:
2008年9月8日
対象:
小・中
仕様:
A5判 138頁
状態:
絶版
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目次

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特集 新要領に登板“用語・言葉”の分析と解釈
“用語・言葉”からみる新指導要領の特徴
国民的共通教養と国民的共通コンピテンス
金子 邦秀
「これらを『活用』して」をどうするか
加藤 幸次
「知識基盤社会」時代における「生きる力」の育成
西村 公孝
国家・社会の形成者
小原 友行
“問題解決的な学習”にも“基礎的・基本的な知識及び技能を活用した”が…
次山 信男
思考力・判断力・表現力をはぐくむには、多様な学習活動の設定と評価がポイント!
真島 聖子
“知識概念用語”の分析と解釈
小学校 3・4年
砂田 武嗣
小学校 5年
岩切 洋一
小学校 6年
石原 淳
中学校 地理
中谷 昇
中学校 歴史
島村 圭一
中学校 公民
仲村 秀樹
小・中を通した“知識概念用語”の分析と解釈
澁澤 文隆
小・中を通した“知識概念用語”の分析と解釈
藤本 将人
“能力育成用語”の分析と解釈
小学校 3・4年
桜木 泰自
小学校 5年
山下 真一
小学校 6年
鈴木 康一
中学校 地理
真柄 二郎
中学校 歴史
江間 史明
中学校 公民
黒木 俊治
小・中を通した“能力育成用語”の分析と解釈
棚橋 健治
小・中を通した“能力育成用語”の分析と解釈
鈴木 隆弘
“学習技能用語”の分析と解釈
小学校 3・4年
杉森 至
小学校 5年
中島 嘉之
小学校 6年
萩原 浩司
中学校 地理
田 準一郎
中学校 歴史
岡田 高明
中学校 公民
宮澤 好春
小・中を通した“学習技能用語”の分析と解釈
片上 宗二
小・中を通した“学習技能用語”の分析と解釈
鴛原 進
“子どもの学習用語”の分析と解釈
小学校 3・4年
中山 京子
小学校 5年
菅原 友子
小学校 6年
菊池 八穂子
中学校 地理
伊藤 裕康
中学校 歴史
新福 悦郎
中学校 公民
関東 朋之
小・中を通した“子どもの学習用語”の分析と解釈
北 俊夫
小・中を通した“子どもの学習用語”の分析と解釈
加藤 寿朗
“用語・言葉”指導と授業づくりのポイント
調べて表現→考えてプラスの背景
勝又 明幸
言語力育成―発言力・発表力指導のコツ
佐藤 正寿
言語力育成―書く力指導のコツ
江口 儀彦
言語力育成―話し合い・討論指導のコツ
竹中 廣司
言語と体験のかかわり・関連づけ指導のコツ
川原 雅樹
習得・活用・探究とのかかわりの捉え方
桐谷 正信
小特集 社会科指導書「竹島問題」に思うこと
二一世紀の世界地図を考える
田部 俊充
権利と責任を視野に入れた国境に関する学習の重要性
磯山 恭子
江戸幕府の外交より
吉田 一郎
「竹島」問題三つの視点
土屋 武志
冷静に考え判断させたい
藤瀬 泰司
社会科本質論と国語科
市川 新
相互理解を基盤に
吉崎 朗
国益と外交を考えるきっかけに
松村 淳
表紙まちがいさがし
どこかおかしい明治の文明開化
谷 和樹
大人の社会科見学―大人気の博物館&施設 (第7回)
江戸時代にタイムスリップ
東京都江戸東京博物館学芸員 松井 かおる
〜江戸から昭和の歴史博物館〜
生徒も先生もご当地検定にトライ! (第19回)
みんな、北海道のことがわかるかな?
石黒 基國
おヨソの国から見た「日本&日本地図」 (第7回)
ドイツ連邦共和国から見た日本
河田 孝文
舌の根が乾かぬうちに (第7回)
学校の復活を
大月 隆寛
経済の視点なくして社会科が成立するか―お金の流れと社会科授業― (第7回)
消費者の視点から
岩田 一彦
“歴史事件”を現代の裁判制度で読み解く (第7回)
「人足寄場」を裁く―現代行刑制度と比較して―
橋本 康弘川崎 靖彦
小学校 新学習指導要領の重点指導事項 (第7回)
我が国の情報通信に関する内容についての指導
安野 功
中学校 新学習指導要領の重点指導事項 (第7回)
地理的分野「日本の様々な地域」の指導ポイント@
吉開 潔
“動く歴史事実”と“動いた教科書記述” (第7回)
「伝」、たった1字のもつ大きな意味……「聖徳太子像」
渡部 哲治
身近な題材でする金融学習 (第7回)
「法教育の視点を取り入れた消費者教育」の授業化・教材化
柳澤 一輝
教室直結コピーページ 社会科基本学力の指導 (第7回)
都道府県
新村 勲
世界の国々
染谷 幸二
時代の流れ
谷岡 眞史
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第127回)
愛媛県の巻
鴛原 進
編集後記
樋口 雅子
“日本の世界遺産”を発問クイズ (第7回)
「紀伊山地の霊場と参詣道」の謎に挑戦!
大島 英明

編集後記

◯…新指導要領案が公表されてすぐ、ある現場の先生が、新旧を比較して、学年ごとに、「調べる」という言葉がいくつ減り、「考える」という言葉がいくつ増えたかを、それこそ調べたレポートを見たときから、この特集を考えていました。

ところで、この〈調べる〉〈考える〉〈表現する〉についていえば、当然のことながらこの三者をセットでとらえ、実践することが求められているということだと思います。ということは、現在の実践が、調べっぱなし?になりがち―ということでもあるのだとは、多くの識者が指摘されていることでもあります。

ところで、本特集は、新指導要領に新たに加わった用語・言葉だけをピックアップしようとしたものではありません。もちろん、変らない?用語・言葉でも、関連した問題の出し方とか、位置づけの違い、また、その用語・言葉の取り上げ方の違いなどによっても、その意味づけや、軽重、機能も、当然違ってくるということがあると思います。

なお、新指導要領が、基礎基本の重視、ということで習得型学力づくりにシフトする―すなわち、詰め込み暗記を強要するのではないかという危惧が早くも出されています。私は、個人的には暗記できるものは、記憶力がいいうちは強要したっていいのではないか、というより、強要するすべがあればそれを使うのも別に悪いこととは思えないのですが〜。それより?すべての子どもに詰め込むことは、とても難しいことだというのが率直なる実態のようです。

本号は、新指導要領を、使われている用語・言葉から、意図するところの是非を含め、分析・解釈していただきました。

〈樋口雅子〉

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